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【日本代表/WEB取材】「一体感は、他国よりも優れている」。誰より欠かせない選手、吉川智貴が感じるブルーノ・ジャパン

リトアニア・ワールドカップ(W杯)まで、あと1カ月。大会までを国内合宿、海外遠征、現地調整の3つのフェーズに分け、本番へと向かっていく。7月22日〜30日、8月2日〜6日までは、千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで国内トレーニングキャンプを実施。国内フェーズでは、強度の高いトレーニングで追い込んだ。

そのキャンプを、まさにリーダーとして先頭で引っ張ったのが吉川智貴だ。2018年の終わりから約3年間、ブルーノ・ジャパンのキャプテンとして、自らのプレーで仲間をまとめてきた。代表チームで最も欠かせない男の、大会前の心境とは。

6日の午前練習を終え、吉川がオンライン取材に応じた。

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新しい発見はない。どこを改善して、どこを突き詰められるか

──ブルーノ監督は、大会までの期間を3つのサイクルに分け、7月22日から8月6日までを「蓄積期」と表現していました。かなり追い込んだメニューをこなしてきた印象ですが、取り組んでみて感触はいかがですか?

疲労感は、正直高いですね(苦笑)。それも狙ってやっていることだと思います。そういったなかでも質の高い練習ができるように意識しています。ここまでの国内キャンプは疲労感が高いですが、それぞれが持てる力を毎回100%で臨めていますし、ここまではいい準備ができていると思います。

──ブルーノ・ジャパンのキャプテンを任されてから3年近く経ちますが、ここまで積み重ねてもなお、新しい発見や気づきなどがあるものなのでしょうか?

正直、新しい発見はありません。もう最後のフェーズなので、今あるものを研ぎ澄ましていくイメージです。どこを改善して、どこを突き詰められるかを意識しています。

──7月23日に取り組んでいたヨーヨーテストでは、吉川選手が最後まで走りきりました。こうしたメニューは、フィジカル面もさることながら、みんなで取り組むことでチームワークを高める効果もあるのではと感じたのですが。

正直やりたいメニューではないですね(苦笑)。ボールを蹴るのが好きですし、苦しいトレーニングをしたくない気持ちはあります。でも実際、この時期じゃないとできないですし、やらないといけないことの一つだと思っています。苦しいことをみんなで乗り越えるという意味では、意義のあるラントレーニングだと思います。

──ものすごくアスリート能力の高さを見せていました。得意なんですよね?

どうですかね。走れるほうなんだと思います(笑)。

──誰もが過ごしたことがないコロナ禍の活動や、国内でFリーグのチームと対戦したり、イレギュラーの活動が続きました。そうして続けてきて、この最終盤の段階で日本はどのようなチームになっていると思いますか?

正直、その答えは向こうに行って、親善試合ををいくつか戦った後に出てくると思います。1年ちょっと、代表として国際親善試合をできていないので、自分たちの立ち位置がどこかわからないところがあります。今は一つのチームにまとまっていると思いますし、監督も話していますが、チームを越えた家族のような存在だ、と。それは自分も感じています。一体感は、他国よりも優れていると思います。海外遠征でより自分たちのチームが明確になっていくと思います。

──この期間に力を入れてきたフィジカルトレーニングでは、スペインから器具を取り寄せたりもしていました。それは名古屋オーシャンズでも導入していたそうですが、日本代表でどういうところを強化していたのでしょう。また、そうしたトレーニングは、どういうところで生かす狙いで、ベースとして強くなっていることを感じていますか?

フィジカルトレーニングについては、その名の通り、フィジカル全般を上げていく内容です。今回は特に、下半身の強化がメインの強化だったと捉えています。そうしたトレーニングによって試合中の力の発揮であったり、体力的な維持、フィジカルベースが高い状態でゲームができるところにつながっていると思います。

──チームとして上がってきた印象もある?

もともと、日本人はすごく走れるほうだと思うので、そこはみんな自信を持っていますし、他国に勝っているところだと思います。その利点を生かした戦いができたらいいのかなと思います。

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