【新作がhinata限定先行発売】園芸好きがつくる「ガス缶カバー」が人気のワケ

元記事はこちら:【新作がhinata限定先行発売】園芸好きがつくる「ガス缶カバー」が人気のワケ


園芸好きとキャンプ好きから引っ張りだこ!人気大爆発の「ODPOT 250」

マットブラックのスタッズが利いたソリッドなOD缶カバーR3LABO「ODPOT 250」。ただのOD缶カバーならず、園芸用の鉢としても使えるとあって、キャンパーだけでなく園芸好きからも注目を浴びている一品です。

今回は、そんなODPOT 250をはじめとした即完売アイテムを次々に生み出しているR3LABOのブランドディレクター・石川直紀さんを取材。人気アイテムが生まれた経緯や、今後の展開についても聞きました!

人気急上昇中のガス缶カバーはこれ!

hinataストアで見る


新風吹かせるギアブランド「R3LABO」を深掘り

「R3LABO」は、ディレクターの石川直紀さんとプロダクトデザイナーのグリーンマウンテンさんによって2021年からスタートしたブランドです。3Dプリンターを駆使して「自分たちがカッコいいと思えるもの」を手がけています。

石川さんは、10代の頃からサーフィンやキャンプ、登山などのアクティビティに傾倒。2児のパパとなった今は、家族でキャンプを楽しんでいます。さらに園芸も趣味に持っているからこそ、キャンパーや園芸好きが本当に欲しいと思えるアイテムを続々と生み出せるというわけなのです。

ものづくりは、既存品に満足できないこだわりから始まる

石川直紀(いしかわなおき)1980年生まれ。埼玉県出身。大学卒業目前の23歳で起業し、IT業界で活動を続ける。現在はエピックス代表取締役。プログラミングスクールを運営しながら「R3LABO」のブランドディレクターを務め、「UKEZARA」や「ODPOT 250」「MAG COVER」など数々の即完アイテムを生み出す。趣味はキャンプ、園芸、サーフィン、登山など根っからのアクティブ派。

——オリジナルのアイテムは、どういった経緯からつくり始めたのでしょうか。

石川直紀さん(以下、石川):キャンプだったりサーフィンだったり、アウトドアアクティビティが大好きなんですけど、コロナの影響と、二人目の子どもが生まれたこともあって、2021年ごろからは自分勝手に出掛けるわけにもいかなくて。

そんな時期に楽しめるものを探していたのがきっかけですね。今までと違う時間ができたことから、プロダクトをつくることに興味を持ちました。

2018年ごろから園芸にハマっていたんですが、鉢の受け皿がどうにも気に入るものがなくて。上にある鉢はかっこいいものを選んでいるのに、下に敷くのはよく見る白いプラスチック製のものだったり…。

UKEZARA ‘ROUND STUDS’ S

石川:納得がいかなくてたくさんのショップに足を運んだんですが、デザインも機能性も自分が満足できるものと出会えませんでした。色味のある鉢と合わせても違和感なく、それでいて水やりで下に落ちた水が鉢に触れない受け皿が欲しかったんです。「だったら自分でつくってしまえ!」という気持ちで生まれたのが「UKEZARA」だったんですよ。

石川さんが気付いた「キャンプと園芸のユーザー層の重なり」

——最初はUKEZARAなど、園芸に的を絞った製品がメインでしたが、なぜアウトドアとの融合を考えたのでしょうか?

石川:キャンプ場でOD缶やCD缶のカバーを見かけるようになって、「自分でもつくりたいな」と思ったのが始まりですね。絶対自分なら、もっとカッコいいものをつくれるという確信がありました。

——UKEZARAと同じく、石川さんのみでデザインから生産までしているのですか?

石川:僕はデザイナーが本職ではないので、頭にイメージしたものを正確に3Dプリンターの造形に落とし込むには、限界がありました。そこで、プロダクトデザイナーのGreen Mountainさんとタッグを組み、今はチームで活動しています。お互いにアイデアを出し合いながら、自分たちが心からカッコいいと思えるものをつくっています。

根腐れや雑菌繁殖のリスクを減らすメッシュ状の底上げパーツを採用し、植物の健康も考えられているのがUKEZARA。ラウンドとスクエアの2タイプをラインナップ。サイズはさまざまな鉢サイズに対応するようにS・M・L・LLの4種を展開。

——発売した「園芸×アウトドア」を融合させた製品が好評だったことから、どんなことを感じましたか?

石川:「キャンプと園芸のユーザー層がかぶっている」というのが、最初の印象でしたね。園芸が好きな人って、収集癖があるといいますか…。キャンプ好きもそうじゃないですか。カッコいいなって思うものや自分で使いたいものを集めたりとか。スニーカー好きやフィギュア好きとも近いような気がします。

石川さんの思いを体現したキャンプギア

hinataストアで見る

出典:hinataストア

MAG COVER:マグネットを内蔵し、スムーズで確実な着脱を可能にしたCB缶カバー。装着すると隠れてしまう部分にもデザインを施し、外したときも満足できるようにと考えられている。

——ユーザーの声からもそういったものを感じることはあったのでしょうか?

石川:そうですね。印象深く覚えているのが、UKEZARAをキャンプ場でコースターみたいにして、ビールの缶を置いている人がいたんです。それがインスピレーションになって、「じゃあ、今度は保冷缶ホルダーをカッコよくするギアをつくろう」と思ったり。園芸に向けてつくっても、いろいろな使い方ができるんだなって感じました。

「頭の中を具現化してくれる」3Dプリンターの活用

——3Dプリンターを使って製作しているのは、どのような理由からなのでしょうか?

石川:一番の理由は、僕が頭の中に描いたアイテムが翌日にはもう出力できること。イメージが降りてきたときに、頭の中のものをすぐ形にできるっていうのは、つくり手にとってとにかく重要なことです。

運営しているプログラミングスクールの生徒にも言っているんですが、イメージしたものを形にしてみると、すごく楽しいんですよ。「あ、ここがちょっと違う」というのもどんどん変えていけるので、そういった金型の製品では簡単にできないマイナーチェンジがすぐにできることも魅力ですね。

デメリットは、事務所にある20台の3Dプリンターがかなりの熱を発することですかね(笑)。夏は本当に暑くて…。大量生産ができないのも、3Dプリンターの弱みではありますね。その分、一つずつの品質にこだわっていますよ。

3Dプリントで生まれた大人気ガス缶カバー

hinataストアで見る


関連記事