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蝉川泰果は今季2勝目に向け、1差2位で最終日へ「ビッグスコアを出せた人が優勝する」【3日目コメント集】

蝉川泰果が自身初の逆転優勝に挑む(撮影:上山敬太)

<ゴルフパートナー PRO-AM トーナメント 3日目◇20日◇取手国際ゴルフ倶楽部(茨城県)◇東コース(6804ヤード・パー70)>
 
蝉川泰果は3日目、同じ最終組で回ったジュビック・パグンサン(フィリピン)とバーディ合戦を展開。16番のバーディでトップのパグンサンに並んだが、最終18番で1メートルのパーパットを外し、1打差のトータル18アンダー・2位で最終日を迎える。今季は4月の「関西オープン」でプロ転向後初勝利を挙げており、今大会に勝てば今季2勝目、そして昨年のアマチュア時代に挙げた2勝と合わせて、ツアー4勝目となる。

「自分が良いプレーをしないと全然追いつけないなという雰囲気だった。本当に自分がベストのプレーをすることを考えていました」と、1イーグル・5バーディ・1ボギーの「64」で回った3日目を振り返る。2つしかないパー5のうち、9番ではバーディを逃したが、続く10番では、右ラフから残り196ヤードのセカンドショットを7番アイアンでピン左4メートルにつけてイーグルを奪った。
 
一昨年の優勝スコアはトータル21アンダー、昨年はトータル22アンダーとなっており、今年も変わらず伸ばし合いの展開。「本当に2打差、3打差はあってないようなもの」。実際、昨年大会では最終日に近藤智弘が「59」をマークして、7打差から首位に追いついている。上位の選手であっても、下から一気にまくられる可能性があり、油断はできない。
 
「明日ビッグスコアを出せた人が優勝ると思う。自分がビッグスコアを出すために、ボギーなしでしっかりバーディを量産できるように頑張りたい」と話す。そのために鍵となるのは「ティショットが真っすぐいかないと難しい部分と、ショットも寄らなかったらなかなかチャンスをつかめない。パッティングも入れないと始まらないので、全部ですね」と、目の前の一打一打に集中する考えだ。
 
これまでの3勝はいずれも地元関西のコースで、最終日を単独首位か首位タイでスタートして逃げ切ってのもの。関東での逆転となればキャリア初めてとなる。最終日は再びパグンサンと最終組で相まみえる。
 
その他、上位選手のコメント集。
 
■ジュビック・パグンサン(トータル19アンダー・首位)
「蝉川さんは飛距離だけでなく、笑顔も素敵だね。彼のミスを待つしかない(笑)。私は自分のゴルフに集中するしかない。だから明日は非常にタフなゴルフになると思う。優勝スコアはわからないけど、当然20アンダー以上が必要になる」
 
■細野勇策(トータル16アンダー・3位タイ)
「特にプレーを変えることもないですし、バーディを狙いにいって獲れるわけでもない。しっかりひとつひとつこなして、それが数字になって表れればいいかなと思います」
 
■稲森佑貴(トータル16アンダー・3位タイ)
「優勝スコアは23アンダーとか、24アンダーはいきそう。25アンダーまでいけば絶対間違いないと思うんですけど。噛み合えば出るスコアだと思うので、頑張ります」

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