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チャーリー・ハルはパー5で“2OB”のダブルパー「10」 なのに5アンダーで首位タイ発進!?

<アラムコチームシリーズ・ロンドン 初日◇14日◇センチュリオンC(イングランド)◇6372ヤード・パー73>
 
ロンドン郊外のセンチュリオンクラブで開催されている欧州女子ツアー(LET)の初日、チャーリー・ハル(イングランド)がパー5で「10」のダブルパーで後退。それでも10バーディを奪って「68」の5アンダーをマークしてネリー・コルダ(米国)と並びトップに立った。

前週、ペブルビーチ・ゴルフリンクスでの「全米女子オープン」も最終日に「66」とこの日のベストスコアをマーク。2位タイに食い込んだ好調をキープして渡英してきた。
 
今日は1番から出て3番パー4、5番パー3とバーディ、2アンダーと順調に伸ばしたが…6番パー5で悪夢が待っていた。
 
「2つボールをなくしただけ」とハル。ティショットをOBにしたハルは第3打となるティショットを打ち直し、さらに今度は「第4打もOBにしてしまった」と2つのOBでこのホールをクィンテュープルボギーの「10」。一気に3オーバーに後退した。
 
しかし、そのあとがすごかった。すぐに7番パー4でバーディを獲り返すと、9番パー5もバーディを奪って、前半は1オーバーの「38」(アウトはパー5が3つでパー37の設定)。そして後半は12番から4連続と、上がりの2ホールでも連続バーディ締め。「30」と巻き返してホールアウト。終わってみれば、6バーディ・1ボギーのネリー・コルダと並んで首位に立っていた。
 
「バーディは10コ奪った。すごくおもしろいラウンドだった」と本人はあっけらかんと話す。「だけど6番パー5はバーディが獲れるホールだから、もしあそこをバーディにしていたら11アンダーだったのに…」と悔しがった。それでも、「すごくいいプレーができている。10を打ってもすぐにバーディで獲り戻した。自信を持ってプレーができているから今週も楽しみ」と満足げだった。(文・武川玲子=米国在住)

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