カセットコンロおすすめランキング23選!火力・燃焼効率など徹底比較【2023年8月】

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※検証結果はhinata編集部が測定した数値です。メーカー公表値とは異なります


カセットコンロとは?

カセットコンロは、液化石油ガス(LPガス)を入れた小型ボンベを使って、火をおこす調理器具です。電気を必要としないので、室内での利用はもちろん、キャンプなどの屋外利用や、停電時などの防災アイテムとしても重宝されています。

コンパクトな商品が多いので、持ち運びやすく、比較的使う場所を選ばずに使えるのが大きなメリットです。またCB(カセットボンベ)缶といわれる細長いガス缶は、コンビニやホームセンターでも購入できるため、燃料が簡単に手に入るのも人気の理由といえます。

類似商品にIHクッキングヒーターがあり、こちらも小型タイプのため手軽な調理器具として人気です。ですが使うときに電気が必要。ポータブル電源があれば屋外でも使用できますが、アウトドアでの手軽さはカセットコンロのほうが高いといえるでしょう。

アウトドアでも便利!

電気を必要とせず火をつけられるため、手間もかからずアウトドアでも便利に使えます。ですが屋外で使用する場合は、カセットコンロを外まで持ち運ぶ必要があり、カベなどもないため風の影響を受けやすいです。そのためアウトドア向けに考慮されたカセットコンロも発売されています。

風の影響を抑えるための風防がついたデザインであったり、持ち運びしやすいよう収納ケースがついていたりなどさまざまです。ほかにもデザインが凝っているタイプなどもあり、見ためにもアウトドアらしいものが販売されています。

アウトドア用カセットコンロおすすめ20選|キャンプでも自宅のように調理しよう!


カセットコンロの選び方

屋外で使うカセットコンロを選ぶときは、火力や燃焼時間はもちろん、風の影響の受けやすさや扱いやすさを確認することが重要です。とはいえ種類も豊富に販売されているため、どれを選べばよいか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

ここからは、キャンプに向いたカセットコンロの選び方を紹介します。アウトドアでカセットコンロを使いたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

「火力」と「燃焼時間」で選ぶ

カセットコンロを選ぶときは、「火力(最大発熱量)」と「燃焼時間」を確認するのが大切です。火力が弱かったり、すぐに火が消えてしまうと調理に時間がかかってしまいます。特にアウトドアで使用するときは、風の影響を受けやすいため、なるべく高火力かつ燃焼時間が長いものがおすすめです。

なお、カセットコンロの火力の単位は「kW」で表記されています。数値が高いほど火力が強いと判断でき、市販されているものは大体2.9kW〜5.25kWが目安。一般的な家庭用のガスコンロの火力は2.9kW前後なので、目安にするとよいでしょう。

寒さや風の影響を受けやすいアウトドアで使うなら、数字がより大きいほうが安心です。ただし火力が高いものは、1缶で燃焼できる時間が短くなる傾向があるため、予備のガス缶を多めに持っていくなどの対策が必要。

ほかにも火力と燃焼時間には、コンロの炎がでる「炎口」の形状もかかわってきます。炎口は主に「内炎式」「外炎式」「多孔式」の3種類です。

内炎式 外炎式 多孔式
炎口の形状 内側に炎がでる形状 外側に炎がでる形状 たくさんの小さな穴から小さい炎をだす形状
メリット 早く温まりやすい
消費を抑えられる
炎が外側に漏れない
火力が強い
価格が比較的安い
全体に火が当たる
耐風性が高い
デメリット 外側の温度が上がりにくい 熱が逃げやすい コストが高い
おすすめシーン 煮込み料理 焼き物系 アウトドア利用

出典:Amazon

今回の検証では、火力、燃焼時間ともにsnow peak(スノーピーク)の「ホーム&キャンプバーナー」(内炎式)が好成績でした。

  • 200mLの水が沸騰するまでの時間(火力):65秒
  • ガスボンベ1缶の燃焼時間:80分

火力は23商品中で断トツ1位の結果となり、2位の89秒と比較しても14秒もの差がありました。燃焼時間は14商品とも同数値ですが、最大の80分です。

カセットコンロは火力調整ができるので、迷ったら高火力のものを選んで、長時間使いたいときは弱火にするなど工夫して使うのがおすすめです。

「扱いやすさ」で選ぶ

つぎにストレスなく手軽に使うためには「扱いやすさ」が重要です。扱いやすさをみるポイントはおもに以下の4つ。

  • ボンベの取り付けのスムーズさ
  • 点火のスムーズさ
  • 調理のしやすい五徳の高さ
  • 手入れのしやすさ

カセットコンロを使うときは、必ずボンベの取り付けが必要です。動作がスムーズであるほど、ストレスが少ないため気軽に使えるといえます。点火の動作も同様。つまみが固かったり、何回もつまみを回さないと火が点かないと、地味にストレスを感じます。また、体勢が安定するため、五徳の高さは低いほうが調理がしやすいです。

手入れのしやすさは、汁受けの形状、五徳の形状、汚れを防止するコーティングの有無が大切です。コンロのパーツをより清潔に保つなら、五徳や汁受けを取り外せるタイプがおすすめ。またフッ素コーティングが施されたものなら、汚れを落としやすいため掃除の負担を軽減できます。

耐久性のあるホーローコーティングの五徳であれば、ニオイがつきにくく食器用洗剤で手軽に洗えるのがポイントです。手入れの負担を軽減するなら、シンプルな構造でパーツが少ないものを選びましょう。

「耐風性」で選ぶ

屋外では風の影響を受けやすいため、耐風性を確認しましょう。風が吹いたら火が消えてしまうこともあるので、風防(風除け)がついたものを選ぶのがおすすめです。風防がついていると火力が安定しやすくなるため、調理中の負担を軽減できます。

「持ち運びやすさ」で選ぶ

アウトドアで使用するなら、持ち運びやすさも重視したいポイントです。収納時にコンパクトになるかや、持つには重くないかを確認しましょう。またカセットコンロはデリケートなアイテムなので、車に積み込むことを考慮すると専用のケースが付属していると安心です。


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