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2年連続で日本勢がトップ5、メジャー昇格前には3勝 エビアン選手権となでしこの相性◎

大会2勝の宮里藍。エビアンでは抜群の相性を誇った。(撮影:GettyImages)

<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇24日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>

海外女子メジャーの今季4戦目がフランスのリゾート地で開催される。スイスとの国境、ジュネーブ湖を望むコースでは、これまで数多くの日本人選手が挑戦して好成績を収めてきた。今年は古江彩佳、畑岡奈紗、山下美夢有、笹生優花、岩井千怜、西郷真央、渋野日向子、勝みなみ、西村優菜、そしてアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が参戦する。

記憶に新しい昨年大会では西郷が優勝争いを演じて3位に入った。優勝したブルック・ヘンダーソン(カナダ)とは2打差。予選ラウンドはトータル2アンダーと伸び悩んだものの、決勝ラウンドに入ると「65」、「64」と一気にスコアを13打伸ばした。世界の強豪との差を一気に縮める快進撃だった。

2021年大会では、今や米国女子ツアーの中心選手となった古江が躍動した。はじめての海外メジャー参戦となった古江は、初日に5アンダーで飛び出すと、その後もスコアを伸ばし続け、終わってみればトータル15アンダー。栄冠には3打届かなかったが、堂々の4位に入り、その後の活躍につなげた。

ほどよくアップダウンのある林間コースは飛距離よりもショット力が必要とされるため、歴代チャンピオンの名前を見ればさまざまなタイプが名を連ねる。メジャーに昇格した13年以降ではベテランから若手まで多様な選手が顔をそろえ、リディア・コ(ニュージーランド、15年)、コ・ジンヨン(韓国、19年)、ミンジー・リー(オーストラリア、21年)といった世界ランキング1位経験者がズラリ。それ以外でもチョン・インジ、キム・ヒョージュ(ともに韓国)、昨年のブルックといった実力者が女王に輝いてきた。

しっかりとしたショット力とマネジメント力が試されるコースでは、日本勢の力も十分に発揮される。その筆頭が、メジャー昇格前の09年と11年大会を制した宮里藍だ。巧みなショット力と小技を駆使した宮里は、この舞台を引退試合の場にも選ぶほど、相性抜群だった。1997年には現・日本女子プロゴルフ協会の会長を務める小林浩美も優勝を飾っており、やはり日本人との相性は海外ツアーの中でも群を抜く。

2年連続でトップ5に入った日本勢のさらなる躍進。そしてメジャー大会制覇に向けて期待が高まる一戦。フランスで栄冠に輝くのは?

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