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ライバルチームが卓球普及活動でタッグ 朝日大&中京学院大がショッピングモールでイベント「色々な可能性が見えた」

4月8日、岐阜市のショッピングモール・マーサ21において、地域スポーツ支援事業「卓球」を体験しよう!が開催され、朝日大学、中京学院大学の卓球部員が企画、運営側として参加した。

ライバルチームの朝日大学、中京学院大学の卓球部員が運営

このイベントは、中学校部活動縮小などスポーツへの関わりが減少しつつある昨今、1人でも多くに卓球の魅力を知ってもらい、卓球に携わってもらいたいという思いから岐阜新聞社、岐阜放送主催で開催された。

中京学院大学からは、川渕怜央、立藤亜斗夢、村田隼輝、金本彩加、横谷かいら、桑原美帆、朝日大学からは大城萩一、鈴木皓貴、谷藤仁奎、橋本朔来、森愛美、江上明里、浅田真奈の6選手ずつが参加した。

写真:参加した朝日大学、中京学院大学のメンバー/提供:中京学院大学
写真:参加した朝日大学、中京学院大学のメンバー/提供:中京学院大学

東海学生リーグではライバルチームである朝日大学と中京学院大学が協力して、エキシビジョンマッチや卓球体験コーナーを企画。

当日は初心者から経験者までの約150名が体験に参加し、買い物に来店していた人々も足を止めて見学していたという。

写真:参加した朝日大学、中京学院大学のメンバー/提供:中京学院大学
写真:卓球体験コーナーの様子/提供:中京学院大学

中京学院大学4年で主将の川渕怜央は「普段は“勝つために”という目的で卓球をしていますが、今回は目的が“卓球を魅せる、伝える、教える”というもので普段と違ったので難しさを感じました。

イベントが終わった後に、『この近くでやっている卓球教室はありますか?』『子供に卓球やらせてみようと思うのですが、いつからやらせた方がいいですか?』という声を頂くことができた時は、とても嬉しかったです。こうしたイベントを通じて、私達の大学のPRをすると同時に、卓球人口の増加を図り、卓球界を盛り上げていけたらいいと思いました」と感想を述べた。

「お互いの新たな一面と色々な可能性が見えた」

中京学院大学の青山泰久監督は「中京学院大学として1年前に総合型地域スポーツクラブを立ち上げ、これまでも様々なスポーツイベントを実施して地域貢献をしており、今回も多くの方に体を動かすことや卓球の魅力を発信できました。

同じ東海学連で競い合うライバル朝日大学の学生と手を組むことで、横断的な普及活動ができ、お互いの新たな一面と色々な可能性が見えたのも良かったです」とライバルでもある朝日大学と連携した今回の取り組みの手応えを語った。

写真:参加した朝日大学、中京学院大学のメンバー/提供:中京学院大学
写真:エキシビションマッチの様子/提供:中京学院大学

「若い学生は様々な可能性を秘めており、単発で終わらず、色々な場所・形式で今後も継続的に実施していきたい」と語る青山監督。

プロや実業団選手だけでなく、学生ならではの視点でも取り組む今後の活動にも注目だ。

文:ラリーズ編集部

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