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レアルマドリード所属「中井卓大選手」の凄さと将来性

2022年現在、日本の至宝と言えばレアル・ソシエダに所属する久保建英選手を思い浮かべる人が多いかと思いますが、1~2年後にはその名前が違う選手になっている可能性があります。

その候補の筆頭となるのが、「中井卓大選手」です。

幼少期から大きな期待をされてきたこの逸材は、すでにレアル・マドリードのカスティージャ(Bチーム)まで昇格してきているのです。

中井選手のプレーの凄さや将来性はどれほどのものなのでしょうか?

また、カタールワールドカップへの参加の可能性はあるのでしょうか?

この記事では、そんなレアルマドリード所属「中井卓大選手」の凄さと将来性について解説していきたいと思います。

中井卓大選手の経歴

中井選手は、幼少期から別格の上手さを誇り、まさに「エリート街道」をひた走っていきます。

詳しくその経歴を挙げていきましょう。

9歳でレアル・マドリードの下部組織へ

2003年10月24日生まれの18歳(2022年8月現在)である中井卓大選手は、小学3年生まで滋賀県の大津市の地元サッカーチーム「アズーフットボールクラブ」に通っていました。

しかし、その実力はすでに同世代の中では2~3段階上のレベルであり、TVでそのテクニックが放送されかなり注目を集めていたのです。

2012年に夏にレアル・マドリード主催のファンデーションキャンプに参加すると、運命は大きく動き始めます。

レアルの正式なテストを受けるように言われ、現地でテストを受験します。

50人ほどいた受験者の中で合格したのはただ1人。

それが中井選手だったのです。

合格したことで、9歳の時に母親と共にマドリードへ移住し、正式にレアル・マドリードの下部組織に入団したのです。

体も大きくなり順調にカスティージャまで到達

中井卓大選手は、アレビン(U—11、U—12)インファンティル(U—13、U—14)カデーテ(U—15、U—16)フベニールC(U—17)フベニールB(U—18)フベニールA(U-19)というように順調に昇格していきます。

世界から将来性抜群のタレントが集められていく中で生き残り昇格していくことは、非常に狭き門なのですが、中井選手は順調にその階段を踏み外すことなく昇っていったのです

幼少期によくピーピー泣いていたことから「ピピ」という愛称が付けられた少年は、身長も183㎝程度まで伸び、カスティージャまで辿り着きました。

年齢を重ねポジションは1つ下がりました。

今では抜群のテクニックでボールをキープして、攻撃を操るセントラルMFとして活躍しています。

中井卓大選手の凄さ

中井選手の凄さは、間違いなくその「ボールテクニック」です。

幼少期から足に磁石が付いているかのようなドリブルをしていましたが、183㎝以上になった現在でもそのテクニックは健在で、大型選手であるにもかかわらず繊細なボールタッチが可能なのです。

まるで170㎝前半の選手が行うような細かなボールタッチを身長があり懐の深い中井選手が行えば、ボールを奪うことはかなり難しくなります。

そのボールキープ力は、すでにラ・リーガでも通用するレベルにあると言えるでしょう。

スピード自体はそれほどありませんが、縦への推進力もあるので、攻撃のスイッチを入れるだけでなく、自分自身もバイタルエリアにドリブルで侵入していくこともできるのです。

パス能力もレアル・マドリードの下部組織で磨き、ボランチやセントラルMFとして十分なレベルに到達していると言えます。

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