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ブライソン・デシャンボーの父・ジョンさん、63歳で他界 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

2020年の全米オープンを制したデシャンボー 父に勝利を報告して涙した(撮影:GettyImages)

今季は「LIVゴルフ」を主戦場とするブライソン・デシャンボー(米国)は5日午後、自身のSNSで父のジョンさんが亡くなったことを報告した。63歳だった。

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「ダッド、愛しているよ」で始まるデシャンボーのメッセージ。「亡くなったのは悲しいが、これまであまりに多くの痛みに耐えてきた人生だった。だから今、平和な世界に行ったことをとてもうれしく思う。これからは僕のプレーをずっと見守ることができる。僕の父で居てくれたことにとても感謝する。来世で会おう」とつづった。

亡くなった要因は不明だが、ジョンさんは1990年代初めに糖尿病と告知され、2014年には腎臓に大きな影響をもたらしていた。15年にデシャンボーが「全米アマチュア選手権」を制したことから、ジョンさんは高校時代の友人たちと再会し、27年ぶりに会った友人から腎臓移植を受けて一命をとりとめた。しかしながら健康は続かず、仕事も退職。「本当に辛い時期だった」とデシャンボーは振り返った。

16年、デシャンボーはアマチュアで「マスターズ」デビューをすると、ジョンさんは車椅子でオーガスタ・ナショナルGCを訪れ、デシャンボーの“ローアマ”を見届けたという。20年9月には「全米オープン」でメジャー制覇を遂げ、優勝直後にはテレビ電話が繋がるとデシャンボーは涙した。

「ハッピー・ファーザーズデー!ダディはいつも僕が思っている以上に僕をプッシュし続けた。僕をいつも信じてくれた」と父の日にメッセージを送ったデシャンボー。ジョンさんが静かな眠りについた。(文・武川玲子=米国在住)

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