＜卓球・シンガポールスマッシュ2023 日時：3月7日～19日 場所：シンガポール＞
WTT最高峰の大会である、シンガポールスマッシュ2023は19日に最終日を迎え、男女シングルス決勝が行われた。
女子は孫頴莎が3冠達成
写真：孫頴莎（スンイーシャ・中国）/撮影：ラリーズ編集部
女子シングルス決勝には孫頴莎（スンイーシャ・中国）と銭天一（チェンティエンイ・中国）が登場した。孫頴莎はここまで、女子ダブルスと混合ダブルスで優勝を飾り、3冠を狙う。
一方、サウスポーの銭天一は、伊藤美誠（スターツ）にも勝利し今大会勢いに乗っている選手の一人だ。
写真：銭天一（チェンティエンイ・中国）/撮影：ラリーズ編集部
第1ゲームは孫頴莎が制すものの、第2ゲームは接戦に。デュースまでもつれ込むと、銭天一が制しゲームカウントは1-1に。
第3ゲームも再びデュースとなると、今度は孫頴莎が奪う。ここで弾みをつけた孫頴莎が第4ゲーム以降、試合の主導権を握る。
写真：女子シングルス決勝の様子/撮影：ラリーズ編集部
ピッチの早い連続攻撃で銭天一に反撃の隙を与えない孫頴莎がチャンピオンシップポイントを握る。最後は孫頴莎のフォアハンドフリックが決まり、3冠を達成した。
男子は世界ランクトップ2による最高峰の戦い
写真：樊振東（ファンジェンドン・中国）/撮影：ラリーズ編集部
男子シングルス決勝に進んできたのは、世界ランキング1位の樊振東（ファンジェンドン・中国）と、世界ランキング2位の馬龍（マロン・中国）だ。
2人は世界選手権の決勝、五輪の決勝でも激突している。大舞台では馬龍が栄光を掴んでいるが、樊振東も勝利することが増え、試合前から勝負の行方に注目が集まっていた。
写真：馬龍（マロン・中国）/撮影：ラリーズ編集部
第1ゲームから凄まじいラリーを展開する両者。樊振東が第1ゲームを手にすると、続く第2ゲームでも馬龍を大きく左右に揺さぶる戦術でデュースを制す。
一方馬龍も回り込んでのフォアハンドドライブを武器に得点を重ね、第3ゲームをものにして反撃を試みる。
写真：男子シングルス決勝の様子/撮影：ラリーズ編集部
しかし、第4ゲーム以降は樊振東がチキータやラリー戦を制すようになると、今大会中国勢を中心に多くの選手が得点源としていたストレート方向のバックハンドドライブで追い打ちをかける。
第4ゲームを樊振東が制すと、第5ゲームも接戦の中樊振東がチャンピオンシップポイントを握る。最後は怒涛のバックハンドのラリー戦を樊振東が制し、優勝を飾った。
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