• HOME
  • 記事
  • 卓球
  • パリ五輪卓球日本代表は国内選考会含むポイント制 宮﨑強化本部長が考え語る

パリ五輪卓球日本代表は国内選考会含むポイント制 宮﨑強化本部長が考え語る

卓球ニュース パリ五輪卓球日本代表は国内選考会含むポイント制 宮﨑強化本部長が考え語る

2021.09.13 文:ラリーズ編集部
日本卓球協会強化本部長の宮﨑義仁氏は12日、報道陣へのオンライン会見で、パリ五輪男女代表選手選考に関する考え方を発表した。なお、選考基準の正式発表は、2022年中に予定されているIOC及びITTFの「2024年パリオリンピック開催要項」発表後となる。

会見では、新設されたパリオリンピック選考会の2022年の日程や世界選手権、アジア競技大会の代表選考の考え方も発表された。

>>パリ五輪卓球日本代表選考方針発表 Tリーグ含む国内選考会中心のポイント制を導入

このページの目次

  • [6 【検証】水谷隼相手でも卓球ゲームならさすがに勝てる説]()

パリオリンピック選考会

現在のところ、パリオリンピック選考会は男女シングルス各32名によるすべて7ゲームマッチのトーナメント方式で開催される想定だ。

その意図に関して宮﨑氏は「なるべくテレビ放送を組み入れて、国民の皆さんに卓球競技を楽しんでいただきたい。卓球に注目していただきたいので、決勝トーナメント方式をとらせていただきたいと考えている」と明かした。

各組合せは各大会要項を約1ヶ月前に発表し、その中で明確にされるという。日程、場所、参加人数は以下の通り。

第1回兼世界選手権(団体戦)選考会

日程:2022年3月5日~6日
場所:アリーナ立川立飛
参加人数:男女シングルス各32名
(1)第32回オリンピック競技大会(2020/東京)卓球競技大会で種目に関わらずメダル獲得した選手
(2)2021年9月世界選手権選考会ベスト8進出の選出
(3)2021年10月アジア選手権大会シングルスベスト4進出の選手
(4)2021年11月世界選手権対赤井シングルスベスト16進出の選手
(5)2022年1月開催の全日本選手権大会シングルスベスト16進出の選手
(6)2022年1月開催の全日本選手権大会ジュニアの部シングルスベスト4進出の選手
(7)令和3年度全国高校総合体育大会シングルス優勝者
(8)2021年全日本卓球選手権大会ホープスの部優勝者
(9)令和3年度全国中学校卓球大会シングルス優勝者
(10)2021年10月開催の全日本選手権大会カデットの部13歳/14歳優勝者
(11)令和3年度全日本大学総合卓球選手権大会シングルス優勝者
(12)2021年全日本社会人卓球選手権大会シングルス優勝者
(13)強化本部推薦(32名に達するまで)

第2回兼アジア競技大会選考会

日程:2022年7月16日~17日
場所:未定
参加人数:男女シングルス各32名
(1)2022年3月第1回パリオリンピック選考会ベスト16進出の選手
(2)2022年5月予定の世界選手権団体戦日本代表選手
(3)HNT U-12第2回パリオリンピック予選会から2名
(4)JNT U-15第2回パリオリンピック予選会から3名
(5)JNT U-18第2回パリオリンピック予選会から4名
(6)NT/NT候補第2回オリンピック予選会から32名に達するまで

第3回

日程:2022年11月12日~13日
場所:未定
参加人数:男女シングルス各32名
(1)2022年7月第2回パリオリンピック選考会ベスト16進出の選手
(2)2022年9月アジア競技大会団体戦日本代表選手5名
(3)HNT U-12第3回パリオリンピック予選会から2名
(4)JNT U-15第3回パリオリンピック予選会から3名
(5)JNT U-18第3回パリオリンピック予選会から4名
(6)NT/NT候補第3回オリンピック予選会から32名に達するまで

世界選手権、アジア競技大会代表について

また、同時に選考レースに組み込まれる2022年の世界選手権、アジア競技大会の代表選考についての考え方も会見では示された。

2022世界卓球選手権大会(団体戦)男女日本代表選考の考え方

代表選手の人数は5名とし、以下の基準を満たした者の中から選出する。

①第32回オリンピック競技大会(2020/東京)卓球競技シングルスにてメダル獲得した選手
※すでに終了した大会で伊藤美誠選手が該当する
②ITTF世界卓球選手権ヒューストン大会シングルスにてメダルを獲得した選手
③2022全日本卓球選手権大会一般シングルスにて優勝した選手
④第1回パリオリンピック選考会の順位にて5名枠に達するまで繰り上げ代表権利を付与する
⑤上記選考順位は数字の若い方から優先的に選考する。同順位の場合は強化本部で決定する

第19回アジア競技大会卓球競技男女日本代表選手選考の考え方

代表選手はシングルス各2名、ダブルス各2組、混合ダブルス2組は以下の基準を満たした者の中から選出する

①第1回・第2回パリオリンピック選考会のパリオリンピック選考ポイント合計の上位5名
・上記①のポイント上位2名をシングルス種目にエントリーする
・男女ダブルス種目は各2ペア、混合ダブルスは2ペアのペアリングは強化本部で決定する
②辞退者が出た場合は上記①の順位にて5名枠に達するまで繰上げ代表権利を付与する
③上記で同ポイントの場合は第2回パリオリンピック選考会順位を優先する

関連記事