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【卓球技術】ペンホルダーの“一撃必殺”バックプッシュ ドラゴンプッシュのコツと練習法

2021.10.09 文:加藤拓也コーチのYouTube KATO卓ちゃんねるより
本当に強いペンホルダーの選手は、フォアハンドだけではなくバックハンドでも点を取ることができます。

「これができると試合が変わる!脱中級者講座(天王山卓球スクール・加藤拓也コーチ)」の第5回では、ペンホルダーの一撃必殺バックプッシュである“ドラゴンプッシュ”のコツと練習法を、加藤コーチの技術指導を通して詳しく見ていきましょう。

加藤拓也
【加藤拓也(かとう たくや)】京都府・洛東高等学校から京都産業大学を経て、現在は天王山卓球スクール北山店でコーチを務め、子どもから大人までを幅広く指導する。戦型は右利きの中国式ペンホルダーでフォア表ソフトバック裏ソフト。中学生から卓球を始めながら、全国大会出場経験も持つ。自身の個人チャンネルであるKATO卓ちゃんねるでは、中ペン、表ソフトの技術をメインに練習や試合の動画を多く配信している。‬(写真提供:本人)このページの目次

  • [9 【連載】これができると試合が変わる!脱中級者講座 加藤拓也コーチ編]()

ドラゴンプッシュとは

加藤拓也(以下、加藤):**ドラゴンプッシュとは、その名の通りドラゴンのように強力なペンホルダーのバックプッシュ**のことです(笑)。

バックで守るだけではなくて、点を取りに行ける攻撃的な打球があれば試合でも有利に立ち回ることができます。

今回はそんなペンホルダーのドラゴンプッシュについて解説していきたいと思います。

実際の練習動画 0:21~

## 中指の使い方

加藤:ここからはドラゴンプッシュを身に付けるためのいくつかのポイントを解説していきます。

1つ目のポイントは中指の使い方です。ドラゴンプッシュをやるうえで、ふつうのバックショートの後ろから前に押す動きだけだと打球に威力が出ないため、インパクトの瞬間に中指でボールを押すようにすることで威力を加えてやることが大切です。

このときに注意してほしいのは手首を使いすぎないことです。手首を使いすぎてラケットが内側に入ってしまうとオーバーミスが増えてしまい安定しないため、手首は使いすぎないようにしましょう。

重心移動

加藤:2つ目のポイントは重心移動を行うことです。

ドラゴンプッシュをする際に、手先だけで打球すると腕が伸びた状態でインパクトしてしまい強いボールを打つことはできないため、右から左への体重移動で威力を加えてあげる必要があります。

Rallys×パンダーニ コラボユニフォーム登場 オンライン限定販売## ボールの頂点を狙う

加藤:3つ目はのポイントはボールの頂点を狙うことです。打球点が早すぎると、ボールの勢いとぶつかってしまって上手く打球することができず、打球点が遅すぎると下から持ち上げることになってしまってミスしてしまいます。

そのため、ボールの勢いが丁度止まった頂点で打球してあげることが大切です。

実際の練習動画 2:56~

## 練習にやり方

加藤:このドラゴンプッシュは難易度の高い技術ですので、初めはまず1コースで練習するようにしましょう。また、連打するのではなく、繋ぎのプッシュとドラゴンプッシュを交互に行うとよいでしょう。

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