「U-23アジアカップ」U-23日本代表はローテ―ション成功により良い状態で運命のU-23韓国戦へ

松木玖生（写真：YUTAKA/アフロスポーツ）
4月19日、U-23アジアカップグループB第2節「U-23UAE代表対U-23日本代表」の一戦が行われ、0-2でU-23日本代表が勝利した。

この勝利により決勝トーナメント進出を決めた日本だが、同グループのU-23韓国代表も2連勝を飾っており、第3節の直接対決によって1位通過が決まる。

U-23日本代表はなんとしても韓国に勝利し1位通過を決めたいところ

今回のU-23アジアカップは、パリオリンピックの最終予選も兼ねている。

3位以内に入れば無条件でパリオリンピックへの出場権が与えられるが、4位となれば、大陸間プレーオフでU-23ギニア代表と出場権を争うことになる。

そのため、準決勝進出は必須であり、準々決勝は絶対に勝利しなければならないわけだ。

しかし、日本のいるグループBは宿敵韓国がおり、1位通過できるかはグループ最終戦によって決まる。

準々決勝では、A組の1位と2位のどちらかと対戦することになるが、日本が2位通過となった際には絶好調の開催国U-23カタール代表との対戦となる可能性が極めて高い。

つまり、日本はなんとしてでも韓国に勝利し1位通過を決めたいわけだ。

UAE戦ではスタメンを7人入れ替えて勝利を掴んだU-23日本代表

第2節のU-23UAE代表との試合で日本は大幅なローテーションを敢行した。

中2日というハードなスケジュールを考慮した策となったが、これが今のところは大成功となっている。

キャプテンの藤田譲瑠チマや松木玖生といった主力をスタメンから外したことにより、主力選手のコンディションが良い状態で韓国戦に臨めるのだ。

中盤の要である藤田と松木がフレッシュな状態でプレーできれば、中盤を圧倒的に支配されるような状態にはならないだろう。

あとは弱点となっている決定不足をFWの誰かが解消してくれれば、1位通過はもちろんパリオリンピックの出場権獲得を確定できる決勝戦まで駒を進めることができるだろう。

運命のU-23韓国代表戦は、4月22日22時（日本時間）キックオフ予定となっている。