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2年半ぶり復帰のデルポトロは白星ならず。引退は明言せずも「もし今日が最後の試合だったとしても僕は満足」<SMASH>

試合後、涙をこぼすデルポトロ。引退を示唆しつつも、プレーする可能性についても含みを残した。(C)Getty Images
右ヒザのケガに苦しみ、約2年半にわたってツアーを離れていた男子テニス元世界3位のホアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン/現757位)が、地元の「アルゼンチン・オープン」(2月7日~13日/アルゼンチン・ブエノスアイレス/クレーコート/ATP250)で復帰を果たした。現地時間2月8日、1回戦のナイトマッチに登場したデルポトロは、同胞で友人でもあるフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン/42位)と対戦し、1-6、3-6で敗れた。

デルポトロにとって、この試合はただの“復帰戦”ではなかった。大会に先立つ記者会見で「これは復帰というより、お別れに近いかもしれません」と引退を示唆。「さよならを言うために、ブエノスアイレスほどいい大会はないだろう」と語っていたのだ。

試合は立ち上がりの相手サービスをいきなりデルポトロがブレークし、好スタートを切った。しかしゲームが進むにつれ、デルボニスの振り回しに足がついていかなくなり、立て続けに6ゲームを連取され第1セットをダウン。

第2セットはデルポトロの最大の武器であるフォアハンドがよく決まりだし、3-3までキープを続けたが、16ポイントに及んだ第7ゲームのサービスを落とすと、挽回する力は残っていなかった。3-5で迎えた最後のサービスゲームでは、感極まって涙を流し、プレーを中断する場面も見られたデルポトロ。観客の熱烈な歓声に後押しされ戦い続けたものの、キープには至らず、1時間23分で敗れ去った。
アルゼンチン・オープンの公式ツイッターは、試合後のデルポトロのコメントを公開。そこにはこう綴られている。

「今日は過去からの脱却の日です。今は生活のために、日々のために、ヒザを大切にしなければならない。でも、テニスの窓は開けておくつもりです。今夜体験したことは忘れられないから。もし今日が最後の試合だったとしても、僕は満足して帰るよ」

正式な引退表明とまでは言えないものの、これが“最後の試合”になる可能性も認めているように取れる。ただ、「テニスの窓を開けておく」というのは、常時ツアーを回ることはなくても、ヒザの状態がいい時はスポットで試合に出ることもあり得るという意味だろう。

お疲れさま…というよりも、いつでも戻ってきてほしい、というのがファンの正直な心境だろう。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】全米優勝、五輪銀メダルなど輝かしい功績を残したデルポトロのキャリアを厳選ショットで紹介!

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