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ツアー最多のメジャー3冠へ 原英莉花「平常心で攻める楽しさを味わいたい」

原英莉花は平常心を強調。メジャー3冠達成なるか。(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 事前情報◇3日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

国内女子ツアーは今季メジャー初戦を迎える。「日本女子オープン」と「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」のタイトルを持つ原英莉花は、ツアー歴代最多タイの国内メジャー3冠獲りに挑む。

2008年に今大会がメジャータイトル(公式競技)に昇格し、現在は4つのタイトルがある。4つのメジャーを制す“キャリアグランドスラム”を達成した選手はおらず、不動裕理や森口祐子、福嶋晃子、諸見里しのぶら10人が記録した3冠が最多。原が優勝すればこの記録に肩を並べることとなる。

大会前日のプロアマ大会で最終調整を行った原はコースの印象について、「いや~、難しいですね。仕上がっています」と話す。「グリーンはスピード出ていますし、硬さもあります。フェアウェイからじゃないと止められない。ラフから(2打目はグリーン手前から)転がして乗せるのも簡単ではない」とフェアウェイサイドのラフを警戒する。

通算4勝のうち2勝がメジャーとあって、戦い方も分かっている。「メジャーだからと言って、気合を入れ過ぎると空回りして予選落ちしているので、普通に。平常心で攻める楽しさを味わいながらプレーしていたらすごくいい感じで回れる。難しいコースをどう攻略するか。1打を大切に、楽しんでプレーしたいと思います」。

今季は「Tポイントレディス」での3位タイが最高成績。同大会では「1日8個のバーディを取る」と目標を立てて最終日に「65」をマークした。今大会では「バーディが何個とかではないかもしれませんが、絶対にグリーン奥に外さないとか、明確な目標を立ててプレーに入ろうと思っています」というが、具体的には「戦略はこれから練るところです」とニヤリ。21年の「大王製紙エリエールレディス」以来の優勝、3冠に向けて“目標”を立てて臨む。

【公式競技3冠達成者】(カッコ内は優勝年)
大迫たつこ 選手権(80、83、88、91)、女子オープン(81、84)、リコーカップ(84、86)
森口祐子 選手権(78)、女子オープン(85、90)、リコーカップ(81、85、87)
ト阿玉 選手権(85)、女子オープン(83、86、91)、リコーカップ(82、83)
不動裕理 選手権(03、05)、女子オープン(04)、リコーカップ(03、04)
肥後かおり 選手権(04)、女子オープン(00)、リコーカップ(99、01)
テレサ・ルー 選手権(15)、女子オープン(14)、リコーカップ(14、17)
申ジエ  ワールドレディス(18)、選手権(18)、リコーカップ(15、18)
塩谷育代 選手権(96)、女子オープン(95)、リコーカップ(95)
福嶋晃子 ワールドレディス(08)、選手権(97)、リコーカップ(97)
諸見里しのぶ ワールドレディス(09)、選手権(09)、女子オープン(07)

※ワールドレディス…「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」
選手権…「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」
女子オープン「日本女子オープン」
リコーカップ「ツアーチャンピオンシップ リコーカップ」

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