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タイガーのキャディ、ジョー・ラカバ氏 今週からパトリック・キャントレーと新たにタッグ

ジョー・ラカバ氏(左)とタイガー・ウッズ(撮影:GettyImages)

2011年9月以来、タイガー・ウッズ(米国)のバッグを担いできたジョー・ラカバ氏が今週のPGAツアー「ウェルズ・ファーゴ選手権」(5月4日開幕・米ノースカロライナ州)で、米ツアー通算8勝のパトリック・キャントレー(米国)とタッグを組むことになった。米ゴルフチャンネルが最初にレポートし、その後複数の米メディアが報道した。ゴルフチャンネルによると「期間は未定ながら、ラカバはしばらくの間、キャントレーのキャディを務めることになる」と伝えている。

現在59歳のラカバ氏はフレッド・カプルス(米国)のキャディを20年もの間務めて、92年には「マスターズ」を制覇。その後ダスティン・ジョンソン(米国)のバッグを4年間担いだ。2011年以降はウッズの専属となり、2019年にウッズがマスターズを制した際も、ラカバ氏が傍らにいた。21年の「BMW選手権」でキャントレーのバッグ担いだこともあるが、ウッズが2021年2月に自動車事故を起こして戦線離脱をした後も、ひたすらその復帰を待っていた。

2022年のマスターズで奇跡の復帰を果たしたウッズだが、昨年秋以降に再び右足の状態が悪化した。今年は2月に自身がホストを務める「ジェネシス招待」、4月の「マスターズ」ともに予選通過を果たしたが、マスターズでは最終日の朝、「足底筋膜炎の悪化」から大会を棄権。4月後半には足首を固定する手術を受けたことを発表した。

復帰時期が未定とされるウッズに対し、ラカバ氏は「電話をして(キャントレーのキャディを務める)許可を得た」と、ウッズのエージェントを務めるマーク・スタインバーグ氏がESPNの取材に答え、二人の関係は円満だとした。

ウッズの親友でもあるジャスティン・トーマス(米国)は「ジョーほど忠誠心のあるキャディはいない。ジョーにバッグを担いでもらいたい選手は山のようにいるが、タイガー(の復帰)を待っていた。ジョーはキャディの仕事に思い入れを持っている。詳細は知らないけれど、きっとタイガーがジョーに行くように言ったに違いない」と話している。(文・武川玲子=米国在住)

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