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アジアカップ初戦の相手はFIFAランキング94位のベトナム、久保や冨安といった主力はベンチスタートか

森保監督(写真:Koji Watanabe/Getty Images Sport)
1月5日、サッカー日本代表がアジアカップが行われるカタールに入国した。

6日から本格的にトレーニングを開始する予定だが、まずは気候への順応が重要となる。

日本代表の初戦となるベトナム戦は1月14日に行われる。

ベトナムとの戦力差が大きいため、気候への順応を優先すべきか

1月のカタールは日本や欧州と比べればかなり暑いものの、最高気温が22℃~25℃程度と試合に大きな影響を及ぼすほどではない。

ただし、日本代表選手たちが普段プレーしている国と比べれば10℃以上も気温が高いため、順応の期間は必要だろう。

そういった意味では、主力の何人かはベトナム戦を欠場させ、出場した主力選手たちも短い時間の出場に留めたいところだ。

2023年12月21日に発表された最新のFIFAランキングでは、日本が17位だったのに対してベトナムは94位とかなり順位が離れている。

準主力をスタメンに並べたとしても、元日のタイ戦の前半のように攻めあぐねる可能性はあるものの、負ける可能性は極めて低いはずだ。

アジアカップで決勝まで進んだ場合、日本代表は7試合を戦うことになる。

気温が高めで、「優勝しなければ」という大きなプレッシャーの中で7試合(期間は1ヶ月弱)を戦い抜くのは、想像以上に過酷に違いない。

そのため、初戦のベトナム線からアクセル全開という戦い方はあまり好ましくないといえる。

初戦がFIFAランキング63位のイラクであったならばそれほど戦力を落とすことができなかったが、幸運にもイラク戦が2戦目となったことで、初戦を順応するための試合として捉えられるわけだ。

もちろん油断は禁物だが、冷静に戦力を比較しても日本代表が圧倒的に上回っているのは間違いない。

負傷明けの三笘、久保、冨安、板倉は慎重に起用か

初戦がFIFAランキング94位の格下ベトナムであることを考えれば、負傷明けの三笘や久保、冨安は2戦目から徐々に出場時間を増やしていく流れがベストだといえる。

また、しっかりとメニューをこなしている板倉に関しても、初戦からフル出場させるのはリスキーであるため、2戦目からの出場でOKか。

三笘のポジションは中村敬斗、久保のポジションは伊東純也や堂安律、冨安と板倉のポジションは町田浩樹と谷口彰悟がいるため、戦力が大幅に落ちることはないだろう。

初戦に関してはリヴァプールとスポルティングでフル稼働している遠藤と守田も休ませ、旗手怜央と佐野海舟のダブルボランチで臨んでも良いかもしれない。

3大会ぶりのアジアカップ制覇に向け、森保監督がどのようにチームを作り上げいていくか注目だ。

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