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昨夜は“横浜の中華屋”で気分転換 清水大成が自己ベスト「61」で首位戦線へ

自己ベスト「61」で急浮上した清水大成。爆発力は折り紙付きだ(撮影:ALBA)

<横浜ミナトChampionship ~Fujiki Centennial~ 2日目◇4日◇横浜カントリークラブ(神奈川県)◇7231ヤード・パー71>

ツアー初優勝を目指す24歳の清水大成が、この日10バーディ・ボギーなしの大爆発。自己ベストとなる「61」でトータル8アンダーまで伸ばし、初日80位タイから一気に2位タイへジャンプアップした。

今日は100ヤード以内のウェッジが冴えた。2番ではドライバーで右隣のホールに曲げたが、そこから木の下をフェードで通して、2.5メートルにつけてこの日初バーディ。そこから波に乗ると、前半だけで5つのバーディを奪った。後半でも勢いは衰えず、同じくスコアを5つ伸ばしてリーダーボードを駆け上がった。

初日は8番でトリプルボギーを叩くなど「73」。予選通過も危ぶまれるところからのカムバックだった。「昨日の夜、ホテルの近くを歩いていたら、おいしい中華屋さんをたまたま見つけて。マーボーナス、餃子を食べて9時には寝ました」と横浜名物が気分転換になったようだ。「すごくストレスが溜まっていたので、今日は絶対にスコアを出してやろうとは思っていたのでうれしいです」と振り返る。

福岡県出身の清水は、東福岡高校からゴルフの名門・日大に進み、4年時の2020年にプロ宣言した。昨シーズンはトップ10に7度入る活躍を見せたが、初優勝にはまだ届いていない。日大の同級生・桂川有人が昨シーズンにツアー初優勝を飾るなど、焦りもあるが「変な意識をしないで行きたいです。いいゴルフをすれば結果はついてくると思うので。今夜も中華屋に行くかもしれないです」。今夜もエネルギーを蓄えて、マイペースに首位奪取を狙う。(文・神吉孝昌)

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