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今週、海外メジャー初戦「シェブロン選手権」が開催! ハワイ戦に出場した日本勢に意気込みを聞いた

渋野日向子らが今季初メジャーへの意気込みを語った(撮影:Yasuhiro JJ Tanabe)

<ロッテ選手権 最終日◇15日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6573ヤード・パー72>

ハワイでの4日間を終えた米国女子ツアーは、場所を米本土のテキサスに移し、20日から今季メジャー初戦「シェブロン選手権」(ザ・クラブatカールトン・ウッズ)を迎える。ロッテ選手権に出場した日本勢が、最終日のラウンド後、大舞台への意気込みを話した。

悲願のメジャー制覇に向け“前哨戦”を16位タイで終えた畑岡奈紗は、「初めてのコースですけど、テキサスも風が強いイメージがあるのでいいメジャー前の試合になったと思います」とこの4日間を振り返る。ただ、メジャーを前にしてもその心中は「今まではすごく特別感があったけど、ここ何年かは普段通りにやることが大事だなと思う。あまり意識してないです」と穏やか。「ティショットで、引き続きいい状態を保ちたい。メジャーはグリーンも硬く、ピンポジションも難しくなる。しっかりピンをデッドに狙うアイアンショットができれば」と攻略法をイメージする。

昨年5度のメジャーで、3度予選落ちという悔しい結果を味わった古江彩佳は、初めてのコースに警戒心は持ちながらも、まずは「予選通過できるように頑張りたい」ということを目標に置く。「飛距離は少し伸びてるのでそのぶん、楽に感じられると思う。グリーン周りを練習ラウンドで確認して、うまく考えながらプレーしたい」と話した。

2019年の全英覇者・渋野日向子は、「しっかり自分がやること、今までやってきたことをやればいい」と静かにその時を待つ。ショットに不安を覚えたハワイでの4日間を踏まえ、「やることがいろいろと多すぎるので、練習しながら」修正に励む。会場は違うものの、昨年は優勝争いのすえ4位に入った大会。再びの快進撃も期待される。

またハワイでの結果次第で出場の可否が決まった西村優菜も、38位タイに入ったことで年間ポイントランキングにより出場が無事決定。「あとは待つしかない」という心境のままコースを後にしたが、無事吉報が届いた形だ。西村と同じ米ツアールーキーの勝みなみは、予選落ち後のメジャーになるが「出るのが初めてでどういう大会か分からない。自分の課題をクリアすることが大事。来週はコースが違うし、キャディと相談しながらやっていきたい」と、空いた週末を生かし調整を重ねる。

日本勢はこのほか、今週欠場した米ツアーメンバーの笹生優花や、世界ランキング40位以内の資格で出る西郷真央、昨年の「全米女子アマ」覇者で出場権を得たアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)が出場。昨年までカリフォルニア州のミッションヒルズCCで行われていた大会は、会場が変わってからの“第1回大会”を迎える。ミッションヒルズでは優勝者が18番ホールグリーン脇の池(ポピーズ・ポンド)に飛び込む“ダイブ”が恒例だったが、今年からはそれに替わる“仕掛け”があるのか? 日本勢8人の活躍とともにそんな部分も楽しみにしながら観戦したい。

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