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勝者が実証 記録より、地道な歩み【舩越園子コラム】(No.165785) | ツアーニュース | ツアー情報 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net|GOLF情報

4年ぶりの優勝に涙したキム・シウー(撮影:GettyImages)

プロアマ形式で本戦を戦ってきた伝統的なプレースタイルを、コロナ禍の今年はプロのみが戦う「フツウのスタイル」に変更して開催された「ザ・アメリカンエクスプレス」。2日目には大会アンバサダーのフィル・ミケルソンが18ホールをすべてパーで回り、ちょっとした話題になった。

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ゴルフは自然との戦いであり、コースとの戦い、自分との戦い、そして何より「パーを相手に戦う」と言われるが、意外にもミケルソンが試合で18ホールをすべてパーで回ったのは、キャリア2201ラウンド目となった今回が初めてだったそうだ。

ゴルフの大会において「パーとの戦い」の筆頭と言えば、誰もが思い浮かべるのは、ミケルソンが惜敗を繰り返してきた全米オープンだ。もしも全米オープンの舞台をすべてパーで回ることができていたら、ミケルソンはすでに全米オープンを制し、グランドスラムを達成していたのかもしれない。

だが、追いかければ追いかけるほど遠のいていくのがゴルフの難しさであり、面白さでもあり、不思議なところでもある。だからこそ、ゴルファーはゴルフを愛し続けるのではないだろうか。

ミケルソンはせっかくキャリア初の「18ホールすべてパー」を達成したにも関わらず、結果は予選落ちだった。それでも「フェアウエイを捉え、グリーンを捉え、いいパットができた証だ。とても嬉しい」と素直に喜ぶ彼の笑顔に、どこか救われた想いがした。

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