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パターに苦戦の山下美夢有 逆転Vならずも年間女王争いは首位・申ジエに肉薄

パッティングを悔やんだ山下美夢有(撮影:福田文平)

<NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 最終日◇22日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6495ヤード・パー72>

首位と1打差3位から逆転Vを狙った昨季の年間女王・山下美夢有は、3バーディ・3ボギーの「72」。トータル11アンダーで優勝した菅沼菜々と3打差の2位タイ。今季5勝目はお預けとなった。

前半を1アンダーで折り返したが、グリーン上で大苦戦。14番では、カラーから7メートルのパットを2メートル近くオーバーするなど初日からパターに苦戦した。「パットしかないです。ピンを切っている位置が難しいので、1メートルとかに寄せても微妙なラインが残るので、なかなか打てず、難しかったです」と今週のグリーンに対応しきれなかった。

「タッチの感覚が合っていないというか、4日間通してタッチを意識して練習からやっていたんですけど、合わなかった感じですね」と悔しさを滲ませた。

それでも、今大会はルーキーイヤーから2年連続で予選落ちを喫するなど、苦手な大会だったが、今年は優勝争いに絡んだ。「2年連続で予選落ちが続いていて、なかなかショットもパットも入らず寄らずだったので、しっかり予選通過して、上位争いできたのが楽しかったです」と収穫もある。

今回の2位タイでメルセデス・ランキングでは韓国開催の米国女子ツアー「BMW女子選手権」に出場していた、首位・申ジエ(韓国)に20・82差に迫った。「残り5試合だけど大きい試合もあるので、来週も自分らしいプレーをして、上位で戦えるよう練習します」と話し会場を後にした。(文・神吉孝昌)

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