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クラブ契約フリーの市原弘大が気に入る、謎の【Jマーク】ウェッジは何?

市原弘大が投入した【JUCIE】のプロトタイプウェッジ「打感が柔らかいです」(撮影:岩井康博)

クラブ契約の市原弘大が、見慣れぬウェッジを手にしていた。バッグを覗くと、【Jマーク】のみのシンプルなロゴのウェッジが。ネックには【JUCIE】とあり、PROTOの文字も。市原に聞いてみると?

「ずっとお世話になっていて、ボクの好みを知り尽くしているメーカーの方から、いいウェッジがあると、フジサンケイの時に紹介してもらいました。完全にボク仕様のプロトタイプで、削り出しの痕が残っているとおり、すごく精密に削られていて、打感がすごく柔らかいです」(市原弘大

市原弘大といえば、[フォーティーン]()『RMプロトタイプ』が入っていた。新しい【JUCIE】とはどういったメーカーなのか?

「まだ新しく立ち上がったばかりと聞いていて、これから年内に初期作を販売する予定だと聞きました。スピンを入れる打ち方もできますし、入れないような打ち方も出来る。ボクのソールの好みを知り尽くしている方にやってもらったし、打ちやすいです」

そこで、【JUCIE】を立ち上げた松吉宗之社長に話を聞いてみた。いったい、どんな特徴を持つクラブを展開しようとしているのか?

「【JUCIE】とは、英語でフレッシュなとか、アイデアがあふれるようなイメージのある言葉で、いままで培ってきたクラブ設計のノウハウに、新たなテクノロジーを加えて、フレッシュで本当にゴルファーのためになるクラブを作りたい想いがあります。市原プロへのプロトタイプの流れではないですが、年内に第一弾としてウェッジを発売していたいと思っていますが、ウェッジだけということはありません」(松吉氏)

市原は打感が柔らかいと語っていたが、どんな特徴があるのか?

「素材は軟鉄鍛造S25Cで、CNCミルドで削り出ししています。通常は軟鉄鍛造で何度も叩いて締めていくのですが、その工程を経ずに精密に削り出すため、素材が柔らかいままなため、打感を柔らかく感じるのだと思います。限られたツアープロ向けのクラブはこのような製法自体は珍しくないのですが、私は一般ゴルファーにも同様の精度の高い商品を提供したいと思っています。

例えば、これまでのツアーサービスであれば、毎回ウェッジを新しく替える度に同じ用にソールを削ったつもりでも、微妙に個体差があって、すぐに使えないといった状況が発生します。でも、我々はコンピュータのCADデータで精密に削り出すため、そういった昔の削り技に頼る必要がなく、毎回高精度で同じものが出来ます。こういう質の高いものを一般ゴルファーにも使ってもらいたいと思っています」(松吉氏)

気になる【JUCIE】のクラブ。待望のウェッジはどんなクラブとなるのか? ホームページは未だないため、今後の活動の様子はインスタグラムで公開していくとのこと。

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