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“先生”に戻る三浦桃香 58位終戦も「頑張ったということに、褒めてあげたい」

ダボなしで3日間を戦い抜いた三浦桃香。生徒たちに胸を張ることができそうだ(撮影:福田文平)

<スタンレーレディスホンダ 最終日◇8日◇東名カントリークラブ(静岡県)◇6590ヤード・パー72>

「頑張ったということにして、褒めてあげたいなと思います」。最終ラウンドを2バーディ・7ボギーで回りトータル3オーバーの58位で終えた三浦桃香は、大会をこう振り返った。

4年ぶりのレギュラーツアー参戦で予選通過を果たし臨んだ最終日だったが、前半で3ボギーと失速した。後半は連続バーディもありながら上がり4ホールで3ボギー。「難しかったです。ピンの位置が」と、実戦から離れていた時間が感覚を鈍らせていた。

「やっぱりゴルフをしている時間が他の人より短いというか、経験も少ないぶん、難しいピンの位置の時に狙いすぎてオーバーしてしまったり、逆に怖がってゆるんでしまったりというのがたくさん出てしまった」

ツアープロの道を一度は断念し、現在は昨年取得したティーチングプロの資格でレッスンを行う日々だ。先週の下部ステップ・アップ・ツアーで久しぶりの試合出場。予選落ちこそ喫したが、今週はしっかりと3日間戦い抜いた。その結果を受けての思いが冒頭のものだ。

先週、そして今週は練習日を含めると連日のプレー。「6日連続でゴルフしたのはたぶん4年ぶりで、体も疲れたんでしょう」と、2日目を終えて親指の痛みも発症するなど、思うようにいかなかった。それでも「試合は楽しいです」と笑顔を見せた。このあとは自身の“主戦場”へと戻る。

華やかなツアーでの戦いに戻りたいかどうかはまだ決めていないと言うが、まずは「先生です」。教える側に戻り、しっかりとゴルフの魅力を伝える役割を果たしていく。

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