シン貧打爆裂レポート『BRM2 HF ウェッジ』

注目ポイント

ブリヂストンスポーツが、2023年9月8日に発売する『BRM2 HF ウェッジ』は、モデルチェンジとはいえないぐらいに大きく変わりました。

最初に注目するポイントは、コストパフォーマンスです。この原稿を書いている時点で、発売前ですが予約販売価格で、2万円を切っている価格で購入できるショップもありました。3万円台後半という価格でも驚かなくなったウェッジ市場で、この価格は、それだけでも十分に購入を検討するポイントになります。

『BRM2 HF ウェッジ』のコピーは、“テクノロジーとやさしさの高機能鍛造ウエッジ”です。大人しいコピーに、真面目そうな印象を持ちました。

『BRM2 HF ウェッジ』の最大のテクノロジーは、「TITANIUM-CORE COMPOSITE(チタニウムコアコンポジット)」と、名称の元の「BITING RAIL MILLED(バイティングレールミルド)」です。

前者は、バックフェースを見ると中央に見えるのですが、比重が軽い純チタンを配置して、ヘッドの慣性モーメントを増量して、ミスヒットに強くしています。後者は、フェースのミーリングです。昨年発売した『BRM2 ウェッジ』のデザインを踏襲した「くさび形凹溝」が、インパクト時の食いつきを向上しています。

更に、面白いのは、スピンがかかりやすいように高重心デザインの「GRAVITY CONTROL DESIGN(グラビティコントロールデザイン)」を採用しているところです。一見、やさしいだけのウェッジですが、本格的なのかもしれないと思わせます。

期待に胸を膨らませて、『BRM2 HF ウェッジ』の48度、50度、56度のロフトを試打しました。

試打した日は、気温24℃~28℃。小雨でした。
使用したボールは、使い慣れていてクラブだけの影響に集中しやすい『TOUR B X』です。

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