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LIVゴルフに生き残るのも簡単じゃない? 来季の出場権確定はわずか24名

日本ツアーでも活躍するスコット・ビンセントがLIVゴルフ24年の出場権を獲得(撮影:GettyImages)

<LIVゴルフ第13戦 at ジェッダ 最終日◇15日◇ロイヤル・グリーンズGC(サウジアラビア)◇7048ヤード・パー70>

2023年シーズンの「LIVゴルフ」はサウジアラビアのジェッダ大会(10月13~15日)をもって個人戦は終了し、年間ポイントレースも最終成績が確定した。

24年シーズンも1大会あたり12チーム、48名だけが参戦できるLIVゴルフで戦うことが保証されるのは“ロックゾーン”と呼ばれる今年のポイント上位24名。ジェッダ大会で4位に入ったスコット・ビンセント(ジンバブエ)がポイント22位に浮上し来季の出場権を獲得。23位はジェイソン・コクラック(米国)、24位はルイ・ウーストハウゼン(南アフリカ)だった。

一方25~44位の選手は“オープンゾーン”と呼ばれ、トレード、もしくはチームから出される可能性に直面することになる。26位のエイブラハム・アンサー(メキシコ)、27位のマシュー・ウルフ、28位のパット・ペレツ(ともに米国)、また42位のグレアム・マクドウェル(北アイルランド)がここに含まれた。

さらに45位以下の選手は“ドロップゾーン”となり、リーグから出されることになり来季の出場権を失う。その中には48位のチェイス・ケプカ、47位のジェームズ・ピオット(ともに米国)といった名前も。チェイスの兄のブルックスは「(チェイスは)すごく一生懸命戦っていた。僕たちはいつも一緒に練習をしているから知っている。今は苦戦しているが、ボクにもそういう時期があった。16カ月前はミニツアーで戦っていたのだから、この2年は決して悪い成績ではない」と弟を思った。

ちなみに“ドロップゾーン”の中には45位のリー・ウェストウッド(イングランド)、49位のマーティン・カイマー(ドイツ)の名前もあるが、チームキャプテンを務める二人は来季もLIVゴルフで戦うことができる。

22年は招待された選手で始まったLIVゴルフだが、そこで戦い続けるのも簡単ではなさそうだ。(文・武川玲子=米国在住)

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