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有意義な「復帰戦」、ウッズ父子の宿命【舩越園子コラム】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

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Pos 選手名 Sco 1 Team Daly -27 2 Team Woods -25 3 Team Thomas -24 Team Cink -24 5 Team Lehman -21 Team Singh -21 7 Team Kuchar -20 8 Team OMeara -19 Team Stenson -19 10 Team Beem -18 順位の続きを見る

長男チャーリーくんと圧巻プレー

長男チャーリーくんと圧巻プレー(撮影:GettyImages)

フロリダ州オーランドのリッツカールトンGCで開催されたPNCチャンピオンシップは、今年2月に交通事故で重傷を負ったタイガー・ウッズの「復帰戦」となり、ウッズの右足の回復ぶりと12歳の長男チャーリーくんとのプレーぶりに世界中の視線が注がれていた。

【動画】タイガー・ウッズ、15年前のマッチプレーで圧巻の「9&8」!

そして、ウッズもチャーリーくんも人々の期待を上回る奮闘を見せた。赤いシャツ、黒いパンツに身を包んだ最終日のウッズ父子は、出だしの3ホールで4つスコアを伸ばすと、7番から17番まで11連続バーディ獲得。ついに首位に並び、優勝に迫ったが、2オンに失敗した18番(パー5)はパーどまりとなり、ジョン・デーリー父子に2打及ばず、2位に甘んじた。

勝利を逃した瞬間だけはウッズ父子は落胆の表情を見せたが、固くハグし合った親子は、36ホールを戦い切ることができた現実を喜び、幸福感と充実感を噛み締めていた。

「チャーリーは信じられないほど素晴らしいプレーヤーであり、素晴らしいパートナーだった。僕自身は、こうしてプレーできた幸運に感謝している。ちょっと疲れたけど、乗用カートにも感謝している」

振り返れば、ウッズと今大会の出会いは、実に四半世紀ほども昔に遡る。1997年マスターズを2位に12打差で制したウッズは、1人の紳士から「これでキミもファザー&サンに出られるね」と声をかけられた。

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