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ジャンボとの死闘で得た自信 プレーオフは「負ける気がしなかった」【名勝負ものがたり】 | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

コングの愛称で親しまれた飯合肇 最も印象に残る試合は賞金王になった年ではなかった

歳月が流れても、語り継がれる戦いがある。役者や舞台、筋書きはもちろんのこと、芝や空の色、風の音に至るまでの鮮やかな記憶。かたずを飲んで見守る人の息づかいや、その後の喝采まで含めた名勝負の舞台裏が、関わった人の証言で、よみがえる。

今回は1999年のジーン・サラゼン ジュンクラシック。1993年の賞金王・飯合肇が、ツアープロ人生で最も印象に残る試合として挙げた4日間を振り返る。

ジャンボ尾崎は“高弾道低スピン”で飛ばすパイオニアだった【連続写真付きスイング解説】

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当時の国内ツアーを圧倒的な強さでリードしていたのはジャンボ・尾崎将司。94年から5年連続で賞金王に君臨し、その牙城を突き崩すのは容易ではなかった。この試合もジャンボは初日「70」で首位に3打差のスタートを切ると、2日目に「65」をマーク。トータル9アンダーまでスコアを伸ばし、“定位置”の単独首位にどっかりと座った。

予選2日間を終えトップのジャンボから2打差の2位につけたのが、尾崎3兄弟の次弟ジェット・尾崎健夫と、2日目に「66」をマークしたジャンボ軍団の大番頭、コング・飯合だった。実は飯合、ジュンクラシックでは1995年の第3ラウンドで「61」をマークするなど、過去の大会でも存在感を発揮していた。

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