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中島啓太、蝉川泰果に続け アマ杉浦悠太が岐阜OPで1差2位「レギュラーで優勝したい」

優勝争いを演じたアマ・杉浦悠太。国内開幕戦に向けて弾みをつけた(写真は2022年日本オープン)(撮影:上山敬太)

<岐阜オープンクラシック2023 最終日◇26日◇各務原カントリー倶楽部(岐阜県)◇6917ヤード・パー72>

ツアー開幕への前哨戦として、多くのシード選手が出場するツアー外競技「岐阜オープンクラシック」。朝から降り続けた雨の影響で難コンディションとなった最終日に、アマチュアの杉浦悠太(日大3年)がこの日のベストスコアとなる7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。首位と1打差の2位タイに入った。

初日「69」の3アンダーで終えた杉浦は、「最低でも6つ伸ばす」と逆転優勝を狙ってスタート。1番から2メートルにつけてバーディを奪うと、6番で30センチ、10番で1メートルなど面白いようにピンに絡んでバーディを量産した。

16番を終えて6つ伸ばして迎えた18番パー5。ティショットがフェアウェイバンカーにつかまると、2打目はアゴに当たって出すだけとなったが、ここをナイスパーセーブ。あと1つ伸ばせばプレーオフという状況だったが、優勝には一歩届かなかった。

4月から日本大学4年となる杉浦は、ナショナルチームでは最年長で中心選手。昨年までは中島啓太、蝉川泰果らとしのぎを削ってきた。昨年の「日本オープン」では3位タイに入るなど、ツアーでも存在感を見せている。

今年目指すのは「レギュラーツアーでの優勝です。そのためにも岐阜は勝ちたかったです」と唇を噛む。ナショナルチームの先輩で、レギュラーツアーでアマチュア優勝を遂げた中島、蝉川の背中を追うように、現実的な目標としてとらえている。

「ショートゲームには自信があって(成績は)ショット次第でした。昨年秋ぐらいからショットが安定しはじめて、継続してできています。ショットでスコアが出ているので、たまにグリーンを外したときに寄せられれば、上位に行けると思います」。今オフには飛距離アップのためにトレーニングにも力を注いだ。

3月30日(木)に開幕する「東建ホームメイトカップ」には出場が決まっており、「優勝を目指して」とはっきり口にする。2年連続でアマチュア優勝者が誕生している国内男子ツアー。先輩に続く快挙へ、開幕戦から名乗りを上げる。

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