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渋野日向子が「68」で急浮上 フェアウェイキープ100%ラウンドに「いいとは思えないけど結果的によかった」

渋野日向子が4つスコアを伸ばし、順位を上げた(撮影:GettyImages)

<ビュイックLPGA上海 3日目◇14日◇チージョン・ガーデンGC(中国)◇6672ヤード・パー72>

肩を落とす2日間を経て臨んだ3日目。渋野日向子が攻撃ゴルフで一気にスコアを伸ばした。2ボギーをっ叩きながら6バーディを量産。「68」のラウンドでトータルイーブンパーの51位タイまで浮上。初日、2日目の借金を一気に返済した。

10番スタートで前半から飛ばした。11番でバーディを先行させると、13番でもさらに一つ伸ばした。16、17番では連続バーディ。折り返し直後は1番と3番でボギーを喫したが、3番でバウンスバック。さらには獲りたい最終18番のパー5では3打目を5メートルオーバーさせたが、最後はこれをねじ込み、笑顔でラウンドを締めくくった。

ホールアウト後には大会を放送するWOWOWのインタビューに答え一日を振り返った。フェアウェイキープ率100%、パット数も「27」とスコアメイクに必要な要素がそろったラウンドだが、心からは喜べない。「いいとは思えないけど、結果的にすべてフェアウェイに行ってくれてよかった」と内容には満足できなかった。

それでも「しっかり打つことを意識してやっていた。外したところもあったけど、できたところはよかったです」とグリーン上のパフォーマンスは上がっている。「ショットで悪いところが出てしまっているので修正したい」と反省点を口にするが、「最後はバーディで締めくくれてよかった」と自分を納得させる。

順位こそ下位とはいえ、悪い流れを断ち切る久しぶりの好プレー。年間ポイントランキングも上げなければ60人しか出場できない最終戦参戦には届かない。現在ランキング79位の渋野にとってはこのままでいけば来季のフル出場権が与えられる同80位内からもはじき出されることになるため、最終ラウンドは大事な1日となる。

「最後は思い切ってやりたい」と見据える最終日。次戦の韓国へ気持ちよく向かうためにも、連日の好ラウンドで中国戦を締めくくりたい。

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