• HOME
  • 記事
  • ゴルフ
  • 原英莉花は31位発進 上位浮上のカギはロフトを寝かせた新アイアンの“距離感”

原英莉花は31位発進 上位浮上のカギはロフトを寝かせた新アイアンの“距離感”

クラブを刷新した原英莉花の初日はどうだった?(撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 初日◇2日◇琉球GC(沖縄県)◇6560ヤード・パー72>

昨季未勝利に終わり「覚悟を持ってシーズンを戦いたい」と話す原英莉花。今季開幕戦初日は1バーディ・2ボギーの「73」で回り、1オーバー・31位タイで終えた。

首位とは7打差。やや出遅れたが、本人の感触は悪くない。「久しぶりに集中してプレーできました。ティショットはまあまあよかったですし、パッティングがもう少し決まってくれれば、スコアは出るかなと思います」と表情は明るい。

コーライグリーン特有の強い目と、ボールの転がりに影響する強い風によってグリーン上でストレスを抱えた。ピンを攻めすぎて奥について「下りでフォローの止まらなさそう」な難しいラインにつくことが多かった。「グリーンでてこずらないように、もう少しいいところにつけてバーディチャンスを作りたいです。パッティングがもう少し決まってくれればスコアは出るかなと思います」。難グリーンに悩まないためにも、ショット力を生かしてスコアを伸ばす作戦を練る。

チャンスメークのカギとなりそうなのは、今年から新調したアイアンだろう。クラブ契約フリーの原は、キングコブラ『KING
CBアイアン』にUSTマミヤ『アッタスFF85S』のシャフトを挿している。昨年使用していたモデルよりも1番手ほど(4度程度)ロフトが寝ている。「(昨年はロフトが)立ち過ぎていたので、刃が当たってしまったり、抜けがよくなかったので少し(ロフトを)寝かせて、ソールの感じをよくしました」。インパクトからフォローでの感触の良さを求めてチェンジした。

初の実戦投入で課題もあった。「昨年まで9番アイアンで打っていた距離を8番とか7番のコントロールショットで打つので、自分のなかで、少し自信を持って振り切れていなかったです」。昨年までのイメージが残っていたが、あす以降は修正につとめる。

昨季は開幕前にケガもあり調整がうまくいかなかったが、今年はトレーニングや練習など充実したオフを過ごして「ワクワクした気分」で沖縄入り。「春先に1勝」を掲げ、師匠のジャンボ尾崎も「今年はやってくれるだろう」と太鼓判を押す。残り3日の巻き返しは、新調したアイアンでの距離感がカギとなりそうだ。

関連記事