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今年はピンクを着た渋野日向子が見られるかも? アディダス新作ウェアのTry-onラウンドをした記者のレポート

「2023 adidas Golf APAC invitational」がタイのパタヤで開かれた(撮影:相田克己)

アディダスゴルフで開発された「ULTIMATE365TOUR」は、1年間どのような季節や気候でも、世界のツアーで戦うプロゴルファーたちのパフォーマンスを引き出すことを目的とされ、素材や形など細かい部分まで考え抜かれているコレクション。それが、『頂点の一着。』だ。

先日おこなわれたアディダスゴルフのアジアパシフィックのビッグイベン2023 adidas Golf APAC invitationalで発表された春夏の新作コレクション「ULTIMATE365TOUR」を、嬉しいことに実際に着用してTry-onラウンドをすることができた。
 
タイのパタヤにあるサイアムCCウォーターサイドCでのラウンド。2月なのに気温はなんと30度を超える真夏の蒸し暑さだった。そしてその日は、これもまたうれしいことに「ホンダLPGAタイランド」出場を控える渋野日向子がサプライズ登場。渋野が着ているウェアとまったく同じウェアを着てゴルフプレーを楽しんだ。

遠くからでも目立つであろう発色のいい青色のシャツは、夏にピッタリのヴィヴィッドカラーだ。ストレッチが効いていて、とても柔らかく着心地がとにかくよかった。あくまで個人の感想だが、ストレッチ素材で柔らかいと肌にくっついたりして窮屈さを感じることがあって苦手だった。だけど、サラサラな感触と薄め生地でストレスなくスイングができたのはうれしい発見だった。
 
薄い生地なのに高温から体を守ってくれて、逆に露出しているところが暑かったぐらい。全身この生地に包まれたいと何度思ったことだろう。汗をかいてもベタつきを感じず、本当に1日中気持ちよくラウンドができた。パンツも軽くて肌にくっつきづらい素材で涼しかった。一気にアディダスゴルフのトリコになっている自分が、そこにいた(笑)。

今回の新作についてSenior Manager Merchandising APACの松養栄峰さんは次のように話す。どこの会社にも当たり前のようにストレッチ素材はありますが、我々はプライムニットという機能性素材で伸縮性をコントロールする独自のニット技術を使っています。それはもともとフットウェアでつくられた技術をアパレルに消化させているんです」。
 
軽くて薄いのに温度が保たれることについては、「プライムニットとは、編み上げる密度を部分によって調整すること。それによりフィット感を一定に保てます。それがストレス軽減になり、温度変化も含めて1日中快適にいられるウェアになっています。そこが我々アディダスのパフォーマンス力です」と、説明した。

ある男性記者が「柔らかいのに、型崩れが全然しない。キレイなカタチを保ってスタイルをよく見せる。あれがすごい不思議…」と、怪訝な面持ちで話した。それについて松養さんは「ポリウレタンを使っているからです。ただ、入れすぎると重量が重たくなるので、適正な量にして軽さも実現しています。あとはカッティングですね。袖の長さなど、細かい部分にこだわって作っています」と、話した。
 
パンツも軽快感と伸縮性があり、履き心地がいい。もともとULTIMATE365のボトムスがアメリカ市場でも売り上げ1位を取っていました。撥水効果、型崩れ防止、ストレッチ性などかなりこまかい部分にこだわっています。ボトムスの内側にバンドをつけてシャツの飛び出しを防ぐなども」と、松養さん
 
驚くのは、リサイクル素材を使用していること。着た瞬間、リサイクル?と、疑ってしまうぐらい感じないのがすごい。
 
「昔は本当に制限が多くて、染める色とかの制限があったり、ストレッチ性がどうしても落ちてしまったりしていました。アディダスのサステナビリティに対するコミットメント『END PLASTIC WASTE』に本格的に取り組んで約4年ぐらい経ちますが、素材のバリエーションが増えてきています。我々はすべてのパーツをリサイクル素材に切り替えることに注力しています。それが当たり前という考えのもと、あえて、今年からはそんなに言っていないんですけどね」
 
新たに契約した渋野については新しい発見もあったようだ。「渋野選手について意外だったのはピンクが好きということ。今後彼女のイメージカラーなんかを見つけていきたいと思っていたので、好みを聞けてよかったです。これまではモノトーン系が多かったですが、今年はピンクのウェアを着る渋野選手もお見せできればと思っています」と話す。今年の渋野のウェアカラーには、ぜひとも注目していきたい。

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