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日本初出場のパク・ミンジ 憧れのレジェンドから刺激「初めてホールインワンを見ました」

憧れの申ジエと回ったパク・ミンジ。大先輩のホールインワンも間近で見ることができた。(撮影:上山敬太)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 3日目◇6日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

21、22年の韓国ツアー賞金女王、パク・ミンジ(韓国)は今大会が日本ツアー初出場。トータル6オーバー・18位タイで予選を通過したが、3日目はバーディなしの5ボギー「77」と振るわず。トータル11オーバー・25位タイに順位を落としたが、悪いことばかりではない。憧れのレジェンドが放った“幸運の一打”を目撃することができた。

ミンジはきょう、韓国と米国で賞金女王に輝き、「全英女子オープン」を2度制覇し、世界ランキング1位にも立ったことがある申ジエ(韓国)とのラウンドだった。ジエは同じ西コースで行われた18年大会を含む日本ツアー通算29勝(メンバー登録前を含む)を挙げている。そんな35歳のレジェンドは24歳の前で圧巻のラウンドを展開した。8番パー3ではホールインワンを達成するなど「70」。きょう3人しかいないアンダーパーで回り、首位の吉田優利とは4打差の3位タイに浮上した。

大先輩の実力を目の当たりにして、ミンジは目を丸くする。「生まれて初めて一緒に回って、ゴルフとはこういうふうに打つものなんだなと思いました。すごい功績を残した選手で、私たちの世代からしたらレジェンド。年齢が上なのに飛距離も私よりも出る」と賛辞が止まらない。ジエも「終わった後にトレーニングしました」と話しており、ミンジは「先輩のようにもっと体を作ってやるのがゴルフなんだなと学びました」と大きな刺激を受けた。

そして目の前でジエが入れたエースについては「私はツアーで一度もホールインワンをしたことがないんです。同伴者のホールインワンを見たのも初めて。私は1回もないのに、先輩に聞いたら10回くらいしているというので、きょうはラッキーだなと思いました」。その“ラッキー”はあすも続くかも。ジエによると「韓国ではホールインワンを見ると幸運が訪れると言われています」とのこと。そして「大勢の方が見ていたので、みなさんに幸運があるといいと思います」とうれしいことをいう。

ミンジの日本ツアー初戦もあと一日。「とにかくオーバーパーを打ちたくないです。今年は『この子誰だろう』と思っている人も多いと思いますが、次回来たときには、『この前よりすごいプレーだね』って思われたい」。次とはいわず、レジェンドのホールインワンにもあやかって、あしたは先輩を超えるすごいプレーを披露したい。

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