
久保建英(Photo by NurPhoto/ Getty Images)
9月11日、ラ・リーガ第5節「ヘタフェ対レアル・ソシエダ」の一戦が行われ、2-1でヘタフェが勝利した。
注目の日本代表MF久保建英は、トップ下で先発出場も大きな見せ場なく前半で交代となった。
前半はヘタフェペースで試合が進む
開始早々、観客がめまいを起こし一時中断するアクシデントがあったこの試合は、前半13分にヘタフェがPKのチャンスを得るもレアル・ソシエダのGKアレックス・レミロがファインセーブ。
気温35℃の暑さにもかかわらずヘタフェは前半から果敢にプレッシングを掛け、レアル・ソシエダの組み立てを効果的に分断する。
ヘタフェペースで試合は進み、前半34分にはソシエダのサディクが膝を痛め、アリ・チョに途中交代。
久保は何度か高い位置でボールを奪うシーンがあったものの、攻撃では大きな見せ場は作れず。
試合は前半終了間際の49分、トゥリエンテスのハンドで得たFKをエネス・ウナルが強烈な弾道でゴールに突き刺しヘタフェが先制する。
久保は前半終了のタイミングで交代となった。
後半は一進一退の攻防
1点ビハインドで後半をスタートすることになったレアル・ソシエダは、後半頭から久保とトゥリエンテスに変えてダビド・シルバやブライス・メンデスを投入。
後半開始早々ヘタフェに追加点を奪われるも、2分後の後半5分にダビド・シルバがサイドに展開しアリ・ショがクロス。
このボールを逆サイドで待っていたブライス・メンデスがヘディングシュートし、ゴールを奪う。
両チーム何度もチャンスを作るもののスコアは動かず、ヘタフェが今季初勝利をもぎ取った。
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痛恨の敗戦もレアル・ソシエダに落ち込んでいる暇はない
今節、下位チームのヘタフェに敗れてしまったレアル・ソシエダだが、落ち込んでいる暇はない。
9月15日には、EL(ヨーロッパリーグ)の第2節オモニア・ニコシア戦が行われる。
ヘタフェ戦でスタメン出場した久保は、残念ながら目立った活躍はできず、悔しい結果となった。
しかし、挽回のチャンスは間違いなく訪れる。
9月15日のオモニア・ニコシア戦の後も、中2日の9月18日にラ・リーガ第6節のエスパニョール戦が行われる。
今節でソシエダ期待のFWサディクが怪我をしたことで、チームはより厳しい状況に追い込まれた。
はたして久保はこのピンチにチームを勝利に導くようなプレーで救うことができるのか。
久保とレアル・ソシエダのの巻き返しに注目だ。
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