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林亜莉奈が初出場初Vに王手! 周囲が強風でスコアを落とすなか「風と友だちになれた」

初日2アンダー・首位で終えた林亜莉奈【撮影:鈴木祥】(撮影:鈴木祥)

<マイナビネクストヒロインゴルフツアー◇第1戦マイナビカップ◇初日◇6日◇美浦ゴルフ倶楽部(6527ヤード・パー72)>

今季マイナビネクストヒロインツアー開幕戦、第1戦「マイナビカップ」の第1ラウンドが終了した。首位に立ったのは、初出場の林亜莉奈。
 
この日は風速6メートルという強風が吹くなかでのラウンド。レギュラーツアーの選手でもアンダーパーで回れれば上出来と言われるほどの状況のなか、林は4バーディ・2ボギーで「70」をマークし、2位に4打差をつける2アンダー1位発進となった。
 
「自分でも驚くぐらいうまくいきましたし、助けられたなって思います。いつもよりショットが荒れずに落ち着いていたのもあるのですが、ミスしたあとのリカバリーがうまくいったのが大きいです。逆にこの風のおかげで助けられたこともありました(笑)。風と友だちになれたような気がします」と、笑顔で振り返った。
 
「私、きょう2アンダーなんですけど、実はアンダーで回ったの1年ぶりだったんですよ。最近どんなに内容がよくてもパープレーまでで…。この風の中で、アンダーで回れたことに誰よりも私が驚いています。素直に嬉しいです。まだ初日ですが(笑)、試合でオーバーを打つことばかりだったので、一歩先に進めた感じです」と、明るく続けた林。
 
友人の誘いで同ツアーの存在を知り、今大会にエントリーしたという林。「みなさんのおかげで出場することができました。本当に感謝しかありません」と、自身が研修生として所属している宍戸ヒルズCCのメンバーに感謝の言葉を送った。ネクストヒロインツアーはファン投票で出場権を獲得するシステムがあり、ゴルフ場のメンバーが周りの人たちに林の存在を広めてくれたおかげで今大会の出場が決まったのだという。
 
明日の最終日も、風速は7メートルを超える予報。「明日も風と喧嘩しないようにしなきゃ。応援してくださる方々のためにも優勝したいと思っています」と、意気込む。4打のリードを守り切ることができるか、目が離せない。(取材/文・高木彩音)
 
※マイナビネクストヒロインゴルフツアー(共催:株式会社マイナビ、株式会社ALBA、ALBA TV株式会社)は、将来ツアーで活躍することを目指すJLPGAプロテスト合格前の若手女子ゴルファーが経験を積むための場として、19年に始まった。23年は全15試合が予定されている。

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