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衝撃作! 『AXEL GF』に搭載された国産メーカー初“カーボンフェース”の実力とは?

“史上最高の飛びに導く”をコンセプトにした『AXEL』シリーズの最新作『AXEL GF』

高い反発性能を持った独自のカーボンフェースを搭載

つるやゴルフは軽量プレミアムモデルの最新作として『AXEL GF』を3月9日に発売した。注目は何といっても“カーボンフェース”が採用されたドライバーだ。
 
『AXEL』シリーズは、30年以上に渡ってゴルファーの支持を集めてきた、つるやゴルフの人気ブランドだ。HS40m/s前後のゴルファーを“史上最高の飛距離に導く”ことをコンセプトに製品開発を続けており、歴代モデルはいずれも高い評価を受けている。そんな中で、“カーボンフェース”を搭載した最新『AXEL GF』シリーズとはどんな製品に仕上がっているのか、クラブコーディネーターの鹿又芳典氏にテストしてもらった。

「これまで歴代の『AXEL』シリーズのクラブを打ってきましたが、どれも曲がりが少なく、安定して飛距離が出るクラブでした。たとえば“ノンフレームカーボンボディ”というチタンのフレームがない構造を取ることで、慣性モーメントを高めて、オフセンターヒットへの強さを出しています。実際、打ってみるとフェースがネジれず、ヘッドが真っすぐ動いてくれるんです。この画期的な構造が2005年から採用されているのはすごいことですよ」

そんな曲がらないヘッド構造に、“カーボンフェース”が採用されたことには、鹿又氏も驚きを隠せない。
 
「金属に比べて比重の軽いカーボンは、クラブの性能を高めるためにさまざまな形で使用されています。そんな中で『AXEL GF』のカーボンフェースは、中心部が非常に薄く、偏肉構造となっていることが特徴です。簡単に言うと、打点がどこにズレてもボール初速が出るように調整されているわけです。曲がらず、打ち出しが高くなるボディに、初速が出るフェースが組み合わさったわけですから、まさに飛んで曲がらない夢のクラブが完成したと言ってよいでしょう」

芯を外しても飛距離が全く落ちない衝撃のやさしさ

ここからは、鹿又氏に『AXEL GF』シリーズのクラブを試打してもらい、詳細なインプレッションを聞いていこう。最初にテストしたのはカーボンフェースを搭載したドライバーだ。
 
「すごく構えやすいヘッド形状です。ターゲットに対して真っすぐ構えやすく、全体のシルエットもやさしく、当てやすそうな印象がありますね。カーボンフェースの落ち着いた色味も構えやすさにつながっています」
 
素材の質感を生かし、マットに仕上げられた『AXEL GF』のカーボンフェースは、見た目にも大きく影響しているようだ。そして、気になる飛距離性能についても驚きの数値が飛び出した。

「このクラブ、本当に飛んで曲がらないですよ。この打ち出し角とスピン量の比率が出せるクラブは正直、他にありません。気持ちよく打てますし、すごく球持ちが良いので、ボールを前に出す感じもすごくあります。フェースで飛ばすフィーリングがすごくありますね。しかも、芯を外しても曲がらないし、飛距離の落ちも小さいです。どこに当たっても大丈夫と思えるから、安心して振っていけます」

鹿又氏が話すように、何度かテストでボールを打つ中で芯を外すこともあったが、曲がりが小さく抑えられ、飛距離もほとんど落ちていなかった。
 
「芯を外しても240ヤード以下にならないのは驚きですよ。フェースのどこに当たっても全然ボールがネジレないですし、初速も速い。そして、ミスした時でも打感などのフィーリングがすごくいいんですよ。下めに外してもすごくしっとりした打感ですし、打音も高くて気持ちのいい音でした。練習場では結果が出るけどコースではダメなクラブって結構ありますけど、『AXEL GF』は全く逆ですね。コースで一番結果が出せるクラブですよ」

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