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“ルーキーズ”がデビュー戦でいきなりV争いへ 小林光希「優勝を意識」、仲村果乃「やるべきことに集中」

仲村果乃(左)と小林光希のルーキー2人が2位から逆転優勝を狙う(撮影:福田文平)

<大王海運レディスオープン 2日目◇17日◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6605ヤード・パー72>

昨年のプロテストに合格したルーキー2人が、開幕戦でいきなり優勝争いに食い込んだ。最終日は、首位と1打差のトータル4アンダー・2位タイから逆転勝利を目指していく。

初日を2位で終えた小林光希は、2バーディ・2ボギーで順位をキープ。「けっこうチャンスはあったけど、バーディパットが全然入らなくて、ストレスのたまるゴルフでした」。2番で1つ伸ばした後は、パー行進が続き、11番、12番で連続ボギー。それでもこの日最後のパー5だった、17番で獲り返した。

「周りも伸びてなかったので、最後まで諦めずにやっていきました」とガマンを続け踏みとどまった。2002年4月15日生まれで、岡山県出身の20歳は、「あしたは優勝を意識すると思う。優勝するにはチャンスでしっかり決めて、流れをつかむことが大切だと思う」とプロ初勝利をしっかりと見据えている。明愛と千怜の岩井姉妹や佐久間朱莉と、同級生にはすでにレギュラーツアーでの優勝経験者や、シードを手にした選手もいる。平均飛距離250ヤードの飛ばし屋は、こちらも自信のあるパットでスコアを作り勝利に近づきたい。

もう一人のルーキーは京都出身の21歳・仲村果乃(かの)。1アンダー・15位タイから、この日のベストスコアタイとなる「69」をマークし、一気に浮上してきた。雨が降るコースで意識したのは「リズム」。3つボギーを叩きながら、6個のバーディを奪う攻撃性が光った。「(プロの)試合に立っている実感がまだ湧かないし、フワフワした感じ」というが、まずは予選通過に一安心だ。

持ち味はグリーンを狙うショットの正確性で、バレエや空手などのスポーツ歴もゴルフに生かしている。「最終日はもちろん優勝を狙いたい。でもまずは自分のやるべきことに集中してプレーします。あしたが楽しみ」。龍谷大に在学中の女子大生プロゴルファーが、最終日最終組から逆転に向けプレーしていく。

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