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山下美夢有が目を輝かせて語る目標 パリ五輪に「日本代表として出たい」

パリオリンピックへの強い思いを明かした山下美夢有(撮影:鈴木祥)

<アース・モンダミンカップ 事前情報◇21日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>

前週の「ニチレイレディス」で優勝し、節目となる10勝目を挙げた山下美夢有が、22日に開幕する「アース・モンダミンカップ」の会見に登場。我が道を行く山下らしい会見となった。

千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブで行われた「ニチレイレディス」の後、大阪の実家に帰っていた山下。連戦で疲労がないかについて聞かれると「一度実家に帰ってゆっくりできたので、コンディションは大丈夫」と答える。 千葉県から大阪へ。そして今大会のためにまた千葉へ。移動の距離は長くとも、山下にとって実家で過ごす時間は最良のリラックスタイムだ。

また、大阪に帰るのは父との反省会も兼ねてのこと。前週は何度もクラブから手を離し、フィニッシュがうまくとれていない場面が見られていたが、父から「ちょっとしたタイミングのズレ」を指摘され、「徐々に解消されつつある」と話す。

今大会が賞金総額3億円のビッグトーナメントであることや、世界ランキングで日本勢トップに立ったことについて聞かれても「あまり興味がない」と話す山下だが、2024年に開催されるパリオリンピックについて聞かれると「出場したいと思う」と目の色を変えた。「オリンピックに選ばれるチャンスはなかなかないので、日本代表として活躍したい」のだという。

オリンピックへ出場するためには、オリンピックゴルフランキングで上位に入る必要がある。そのためにも「上位で戦い続けなければならない。まずは目の前の1試合1試合に集中するだけ」と話す。

今大会については「セッティングが難しいので、しっかりとフェアウェイキープしたい。グリーンもスピードが出て難しいと思うのでそこかな」と、話した。昨年の初日に「64」をマークしたこともあり、コースの「印象はいい」と山下。また新たな記録を打ち立てることとなるのか、明日からの戦いに注目だ。(文・杉本夏希)

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