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ツアー2戦目の19歳 “レフティ”細野勇策が自己ベスト「62」で優勝戦線へ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

リーダーボード

Pos 選手名 Sco 1 宮本勝昌 -12 出水田大二郎 -12 星野陸也 -12 比嘉一貴 -12 古川雄大 -12 桂川有人 -12 7 田村光正 -11 J・デロスサントス -11 9 片山晋呉 -10 小田孔明 -10 順位の続きを見る

ひときわ目を引く19歳 レフティ細野勇策に注目だ

ひときわ目を引く19歳 レフティ細野勇策に注目だ(撮影:佐々木啓)

ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント! 2日目◇22日◇PGM石岡ゴルフクラブ(茨城県)◇7071ヤード・パー71>

初日は1アンダー・90位タイと出遅れた19歳の細野勇策が、9バーディ・ボギーなしの本日ベストスコアとなる「62」をマークして一気に上位に浮上してきた。本人にとって「62」は自己ベストスコア。国内男子ツアーでは珍しいレフティのゴルファーで、ギャラリーの視線を集めている。

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細野は山口県出身で2003年1月9日生まれ。高校2年時に「トントン拍子に」ファイナルQTまで進んだが、4日間の予選で敗退。それでも下部のABEMAツアーに出られたが、プロ転向はしないでその資格を破棄した。高校3年時に「またQT頑張ろうと思っていたら、コロナで特別QTになってファーストで落ちて、去年もサードで落ちて」と出場権を手にすることはできなかったが、「高校のどこかで、という気持ちが強かった」とプロ転向。昨年も今年も予選会からレギュラーツアー本戦に挑戦する生活を送っている。

前週の「関西オープン」も予選競技を突破して本戦に出場。それがプロ転向後初めてのレギュラーツアー出場となった。今大会も3日間の予選を1位で突破して出場を決めた。「先週は予選落ちしたので、とりあえず予選を通らないとな、と思っていました。ただスコアの目標を決めるとブレーキがかかっちゃうので、本当に流れがいいときはいけるところまでいこうというのは、ずっと意識はしていました」と、前半は4つ、後半は5つのバーディを並べた。

父親の誠一さんは高校まで野球少年。その影響で細野の兄も高校までずっと野球をやっていた。しかし細野は生まれてすぐに心臓の病気が見つかり、生後2カ月で手術。「父親が遊びでゴルフをしていたこともあって、あんまり心拍数を上げないスポーツということで、ゴルフをやるようになりました」と小学1年生でクラブを握った。コーチはいまでも「競技ゴルフにでたことがない」という誠一さんで、「ほぼ毎日のように付きっきりで見てくれた」。

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