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渋野日向子は新グリップに納得の2アンダー 宮里藍の“エール”も力に「温かい目で送り出してくれた」

渋野日向子が初日のラウンドを終えた(撮影:福田文平)

<宮里藍 サントリーレディス 初日◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6513ヤード・パー72>

サントリー所属選手としては初めて出場した大会で、渋野日向子はしっかりとスコアをアンダーでまとめた。同じく同社とスポンサー契約を結ぶアマチュアの馬場咲希(代々木高3年)と、ディフェンディングチャンピオンで昨年のツアー年間女王の山下美夢有との初日は2アンダー。「多かったですよね。いい組だったのですごい楽しかったです」と大ギャラリーを引き連れ、ホールアウト時点で15位タイというゴルフで盛り上げた。

10番からスタートした前半。いきなり5メートルのバーディパットを沈め笑顔がこぼれる。さらに12番、15番とバーディを奪い、午前組とはいえ上位に顔を出した。17番で3パットのボギーが来たものの、後半も2番、4番でバーディ。順調にラウンドを進めていった。

悔しがったのは16、17番の連続ボギー。ショットが荒れはじめ、「短いのを外しちゃったり、やっぱり緊張感があるなと思いました」とプレッシャーも意識する時間になった。「前半のほうがまだよかったと思えるショットが多かった。初日から足に疲労感があるなと。(後半は)タイミングが合わずに右にも左にも行っていた。前半の方が感触的にはよかったかな」というのが、一日の総評だ。

大会アンバサダーをつとめる、もう一人の所属プロ・宮里藍からも「温かい目で送り出してくれました」と力をもらった。この試合から右手と左手の指を絡めずに10本の指でグリップを握る、いわゆるベースボールグリップを取り入れたが、「自分が思っていたよりはスコアも出ていた。自信を持って打てるなと感じたし、練習が楽しくなっています」とこれにも好感触を示すことができた。

これが今季日本での2戦目。3週前の「ブリヂストンレディス」は予選落ちと悔しい結果に終わっただけに、兵庫ではなんとしても好プレーを見せたい。「ショットが最後の方荒れていたので、そのタイミングなどを調整します。あしたも頑張ります」。練習場でしっかりと打ち込み、午後組でプレーする2日目に備える。

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