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“やりきった” 佐藤心結は執念のバーディ締めでアンダーパー「来年も再来年も出たい」

難関の7番パー3でバーディを奪った佐藤心結(撮影:ALBA)

<全米女子オープン 最終日◇9日◇ペブルビーチGL(米カリフォルニア州)◇6509ヤード・パー72>

「最後はバーディを獲って終わりたかった」。大会72ホール目、佐藤心結はティに立った時点でそう決めていた。最終18番はパー5。ティショット、2打目ともにフェアウェイを捉えた。勝負の3打目はピンまで81ヤード、ここでピン奥4メートルにつけて、見事に沈めてみせた。

1番でバーディを奪う好スタート。「いい感じにゴルフができそうだな、というのは感じていた」。前半は2つのパー3でもバーディパットを沈めて流れに乗った。後半はしのぐゴルフで耐えたが、最後に執念のバーディ。4バーディ・3ボギーの「71」で1アンダーをマークした。トータル11オーバーの53位タイと上位進出は叶わずとも、「やりきったなという感じです」とすがすがしい笑みを浮かべた。

「来年も再来年も、毎年出られる状態でいたいと思う」。はじめての「全米女子オープン」は19歳にとって刺激しかなかった。「すごく楽しい舞台だと思った。奮い立たせてくれる」とここがひとつの目標になった。「上の順位で回りたい。目標をどんどん高くしていけるようにしたい」。記念すべき海外メジャーデビュー戦が、佐藤のやる気に火をつける。

全米に限らず、「海外の試合は自分のなかでも興味深いので、もちろん出たい気持ちはあります」。昨季に優勝を挙げた川崎春花や尾関彩美悠、先々週に初Vを遂げた櫻井心那といった同学年の活躍もまた刺激。まずは日本に戻って初優勝をつかみ、さらに強くなって再び全米の地を踏む構えだ。

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