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中島啓太はグリーン上に苦しみ3パット3回「全然わからないラインが多かった」

外国人キャディとタッグを組んでいる中島啓太(撮影:GettyImages)

<ジェネシス招待 初日◇16日◇リビエラCC(米カリフォルニア州)◇7322ヤード・パー71>
 
今年に入って米国男子ツアー3試合目となる中島啓太。日没サスペンデッドとなった大会初日、中島は3バーディ・6ボギーの「74」と3つ落として、3オーバー・暫定101位タイと出遅れた。

序盤からグリーン上に苦しんだ。10番からスタートして11番パー5で、16メートルから3パットしてボギーが先行。続く494ヤードの12番パー4では21メートルを再び3パットして連続ボギーを叩く。そして、15番パー4では25メートルを5メートルオーバーさせて、出だし6ホールで3度の3パットを喫し、3オーバーまで落とした。
 
「ティショットもセカンドもそんなに悪くなかったし、自分の打ちたいようなショットもあったけれど、グリーン上も同じで、悪いパットをしていたわけじゃない。やっぱり読めていなかった。ショートパットでミスをしたりとか、ロングパットで読み間違えて全然違うところに行ってしまったり、ほんとにどっちに曲がるが全然わからないラインが多かった」と本人は振り返る。パーオン率は13/18で72.22%(全体32位)とそこまで悪くなかったが、合計34パット(全体128位)がスコアメイクの足かせとなった。
 
中島は米ツアーで活動する外国人のプロキャディとタッグを組んでいるが、グリーン上のライン読みは「上り、下り、そういうのだけアドバイスをもらって自分でトライすることを伝えたので、あまり聞かなかった」とキャディ任せにせず、自分で読もうと努めている。今大会に限らず、普段からそれは変わらない。「タッチとラインが合わないと(パットは)入らない。自分の感覚を優先しようと思った」というのが理由だ。
 
今日のゴルフに関しては「フェアウェイをちょっと外れたりもしたけど、ドライバーショットがほんとに良くて、アイアンもそんなに悪くなかった。ただ最後はパッティングで苦しんでしまう一日だった」と振り返る。3オーバーから一時は1オーバーまで戻したが、後半の4、5番でボギーを叩いて、結局3オーバーで初日を終えた。
 
決勝ラウンド進出がかかる2日目に向けて、「あすも読みにくいグリーンというのは間違いない」と、やはりパッティングがカギになりそう。「しっかり自分のラインを信じて、そこに打つことだけに集中したい」と意気込む。
 
この試合ではタイガー・ウッズ(米国)が復帰し、中島自身も日本では味わえない熱気を感じている。「ちょうど僕がハーフターンするくらいに人がたくさん集まっていて、すごく盛り上がる大会なんだと思った。僕が1番ティに上がるときにパッティンググリーンに(タイガーが)いるのはわかったんだけど、ちょっと見られなかった」と笑う。
 
中島にとって米ツアー転戦は今大会で一区切り。「きょうはしっかりコンディショニングして、またあしたしっかり迎えられるようにしたい」。この熱気を2日間で終わらせるつもりはない。

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