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昨年2位のリッキー・ファウラーが愛用する「飛んで真っすぐいく」ドライバー 本人に飛距離を聞いてみた

信頼を置くエースドライバーを手に笑顔を見せるリッキー・ファウラー(撮影:岩本芳弘)

<ZOZOチャンピオンシップ 事前情報◇18日◇習志野カントリークラブ(千葉県)◇7079ヤード・パー70>
 
昨年大会ではキーガン・ブラッドリー(米国)に1打届かず2位に終わったリッキー・ファウラー(米国)。開幕前日の公式会見では「日本に戻ってくることができてうれしい。日本の文化もファンも素晴らしい。今年は妻も付き添ってくれているのでゴルフと日本を両方楽しみたい」と笑顔を見せた。

「昨年は良いフィニッシュができて、今シーズンの自信にもつながったし勢いにもなりました」というように、今季は6月の「全米オープン」では最終日最終組で回って5位に入ると、翌7月の「ロケット・モーゲージ・クラシック」で4年ぶりのツアー6勝目を挙げた。最終戦の「ツアー選手権」に出場を果たすと16位と躍進している。
 
そのうえで今年は「去年より1つ良いフィニッシュがしたい」と優勝へ意欲を見せる。予選ラウンド2日間は、昨年敗れたブラッドリーと、21年大会覇者の松山英樹との組み合わせ。「ヒデキは日本のロックスター。ヒデキがいることですごい雰囲気になると思うので、キーガンと一緒にそれを楽しみたいですね」。彼らの組には大ギャラリーがつくことが予想される。
 
昨年大会をきっかけに好調な1年を送ったファウラー。練習場でドライバーを打つのを見ていると、風に強い低い球、中弾道のフェード、高いドローとさまざまな球を打ち分けていた。7月の優勝時にも入れていたそのドライバーはコブラの『エアロジェットLS』だ。
 
ファウラーがドライバーに求めるのは「飛んで真っすぐいくこと」。続けて、「いまはたくさんの良いドライバーが出ているけど、コブラも本当に良くて気に入っている」と話す。ボールの高低やフェードとドローを打ち分ける操作性については、「良いスイングをして感覚がハマっていれば、低めのフェードや高いドローを打ち分けることができる。それが自分の強み」と、ドライバーには絶対の信頼を置く。
 
そしてドライバーの平均飛距離について聞くと、「どのくらいキャリーが出るかを気にしています。300ヤードくらいかな。バンカーを越えるとなったら290ヤードくらいで、300ヤードのキャリーが必要となるとすごく良いショットが必要」とのこと。そして、構えたときの顔にもこだわりがある。「伝統的なすごくシンプルな顔のドライバーが好みだね。特徴のある顔は苦手かな」。
 
最終日には、母校のオクラホマ州立大学のスクールカラーでもあるオレンジのウェアを着るのが恒例となっているファウラー。今週の練習日にはオレンジをまとったファンたちが練習やラウンドを見守っていた。そんな日本でも人気の男が、好調を支えるドライバーとともにZOZO初制覇を目指す。(文・下村耕平)

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