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袁励岑(ユアンリツェン)の使用用具・大会成績・プロフィール

今回は、ここ1、2年でメキメキと実力をつけてきている中国の若手選手・袁励岑(ユアンリツェン・中国)について紹介します。プロフィール、使用用具、プレースタイルなどの基本的な情報から、国際大会での戦績についても詳しく紹介します。

袁励岑とは

袁励岑は、中国の若手選手です。中国代表として世界選手権などに出場した経験はないものの、ここ数年でメキメキと実力をつけてきており、2023年の世界選手権ダーバン大会のアジア予選大陸会では、馬龍(マロン・中国)と組んだ男子ダブルスで予選突破を果たしました(本大会への出場はなし)。

袁励岑のプロフィール

袁励岑(ユアンリツェン)は2000年5月28日生まれの23歳(2023年6月現在)で、中国の遼寧省鞍山市出身です。

幼少期から身体が弱かった袁励岑は、心配した母親に連れられて入った卓球クラブで卓球を始めました。そのクラブでみるみるうちに上達していった袁励岑は、9歳の若さで遼寧省チームに入団します。そして、2015年の全中国少年選手権で優勝を果たすと、国家チーム入りを果たしました。

その後も着実に成長を遂げていった袁励岑は、2018年の全中国青年選手権でシングルス5位入賞を果たし、団体では遼寧省チームを優勝に導きました。

この頃から国際大会にも出場するようになった袁励岑は、ジュニアの大会で着実に結果を残していくと、2019年のベラルーシオープンでは自身初のワールドツアーシニア部門参戦を果たし、男子シングルスベスト8の成績を残しました。

このように国内外で結果を残していた袁励岑でしたが、層の厚い中国においては飛びぬけた成績を残していたとは言えず、世界ジュニア選手権などの大会で中国代表に選出されるまでには至りませんでした。

シニアに本格転向してから勝負をかけていきたい袁励岑でしたが、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大によって国際大会への出場ができなくなり、貴重な20代前半の数年間を潰されてしまうことになります。

悔しい思いをした袁励岑でしたが、国際大会が本格的に復活しはじめた2022年からは数多くの大会に出場。2022年はWTTコンテンダードーハで優勝、WTTフィーダードーハで準優勝を飾ると、翌2023年にはレベルの高いWTTスターコンテンダーバンコクでベスト4入りを果たし、世界ランキングも一気に20位台まで上げるなど、確かな成長を見せました。

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