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中国代表、フランス代表に完勝で11連覇達成 馬龍は最後の世界卓球団体戦を公言「美しい終止符を打てて良かった」<世界卓球2024>

<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)>

25日、世界卓球選手権釜山大会の男子団体決勝が行われ、中国代表とフランス代表が対戦した。

1番では王楚欽(ワンチューチン・中国)とフェリックス・ルブラン(フランス)が対戦。今大会ここまで全勝のフェリックス・ルブランに対し、王楚欽が第1ゲームから圧巻のプレーを見せ、ストレートで勝利。中国が幸先のいいスタートを切った。

2番では樊振東(ファンジェンドン・中国)とアレクシス・ルブラン(フランス)が対戦。パワーとパワーのぶつかり合いとなったこの試合は、アレクシス・ルブランがゲームカウント2-1の10-9まで追い詰めるも、そこから樊振東が逆転。フルゲーム激闘を制して勝利を収めた。

3番は馬龍(マロン・中国)とシモン・ゴジ(フランス)の対決となった。第1ゲームはゴジが奪うも、隙のないプレーを見せた馬龍がそこから3ゲームを連取。馬龍がゲームカウント3-1で勝利し、中国が世界選手権11連覇を達成した。

試合後、3番でゴジに勝利して中国の11連覇を決めた馬龍が報道陣の質問に答えた。

馬龍 試合後インタビュー

最後のポイントを取って手を台に触れた瞬間は、何を考えていましたか?

9回の世界卓球は長く感じられますが実際に振り返ってみると結構短く、一気に18年が過ぎてしまいました。人は後ろを見てはいけないですね。

この9回の世界卓球では、毎回経験することは違いました。昨日の準決勝が終わった後も多少失望はありましたが、本当にチームメイトやコーチが、ずっと自分に自信をくれました。

(準決勝の)韓国戦で負けたときに、決勝に出場できること自体が名誉であり、自分にとっての誇りであり、悔いが残らないようにしたい、と考えました。決勝の試合が自分にとって最後のチャンスであると考え、その機会を最大限に生かしたいと思っていました。

昨日は勝つチャンスの場面で自分が決めきれませんでしたが、今日は最後のチャンスをしっかりと掴み取り、自分にとっての最後の世界卓球団体戦に美しい終止符を打てて良かったです。

今回が最後の世界卓球団体だというのは、いつ頃から意識していましたか?

最後という思いはこの2、3年ありました。この試合で感じたとか、この大会期間中に思ったということはなかったです。

世界卓球は2年ごと(1年は個人、1年は団体)なので、もし次回も団体戦に出場するとなると2年以上後になります。自分が2年以上後まで勝ち続けられないと思うので(笑)。

このように団体戦を終えられたことは悪くない結末だと思っています。

世界卓球2024 男子団体決勝

〇中国 3-0 フランス

〇王楚欽(ワンチューチン)3-0 フェリックス・ルブラン
11-4/11-8/11-3

〇樊振東(ファンジェンドン)3-2 アレクシス・ルブラン
9-11/11-4/8-11/12-10/11-7

〇馬龍(マロン)3-1 シモン・ゴジ
7-11/11-2/11-4/11-6

樊振東(ファンジェンドン)- フェリックス・ルブラン

王楚欽(ワンチューチン)- アレクシス・ルブラン

文:ラリーズ編集部

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