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久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)

久保建英の大腿四頭筋負傷で明確になった日本代表に適したアジアカップの戦い方

久保建英(写真:なかしまだいすけ/アフロ)
1月4日、レアル・ソシエダが日本代表MF久保建英の負傷を発表した。

2日に行われたラ・リーガ第19節のアラベス戦で左足大腿四頭筋を痛めた模様。

日本代表が参加するアジアカップには出場できる見込みだが、この久保の負傷により日本代表の戦い方は明確になったといえるだろう。

三笘、冨安、久保、板倉の主力4人が怪我明けでアジアカップに参加

アジアカップに参加するすべての国が羨むほどの戦力を有している日本代表。

しかし、主力の三笘薫と冨安健洋、板倉滉は怪我から復帰したばかり(三笘に関してはまだ復帰まで時間が掛かる)であり、ここに久保建英の名前も加わることになる。

更にいえば、旗手怜央も復帰したばかりであり、上田綺世も体調を崩していた。

アジアカップの初戦は1月14日(ベトナム戦)と日程的にまだ余裕があるため、主力である彼らをスタメンで起用することも可能かもしれないが、森保監督は無理をさせないはずだ。

グループステージは主力を温存し、決勝トーナメントでスタメン復帰させる可能性が高い

主力選手たちの怪我が治ったとしても、短期決戦のアジアカップでいきなりスタメン出場させる可能性は低いだろう。

そのため、1月14日のベトナム戦、19日のイラク戦、24日のインドネシア戦は出場させない(もしくは後半途中からの出場)となるのではないか。

三笘のポジションである左WGは日本代表で4戦連発の中村敬斗で問題ないだろう。

決定力だけをみれば三笘よりも高いため、三笘不在を感じさせないプレーをしてくれるはずだ。

久保のポジションは右WGとトップ下だが、この2つのポジションにも伊東純也と堂安律がいる。

トップ下であれば南野拓実もおり、久保は決勝トーナメントに向け焦らずにコンディションを整えられるはずだ。

冨安と板倉が鉄板なCBのポジションも、谷口彰悟と町田浩樹とう2人の実力者がおり、渡辺剛もバックアッパーとして出場可能となる。

この4人の主力選手たちは、グループステージは後半途中出場を1~2度ほど挟み、決勝トーナメントでスタメン出場する形がベストだ。

選手層が厚いがゆえにできる「強者の戦い方」が、アジアカップに最も適しているといえるだろう。

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