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地元メディアからも不安視、吉田麻也をドイツ戦で起用することで陥る日本代表のリスクとは?

吉田麻也(Photo by Pablo Morano/MB Media/Getty Images)
W杯まで1ヶ月半を切ったが、日本代表のキャプテンである吉田麻也の不安が日増しに大きくなってきている。

8日に行われたブンデスリーガ第9節のレバークーゼン戦でも何度もスピードで振り切られる場面が見受けられ、地元メディアの「RUHR24」からもスピード不足を指摘された。

日増しに強まる吉田の日本代表のスタメン不安説

年齢による衰えなのか、それともコンディション不足によるものなのかは不明だが、この半年間の吉田はお世辞にも良いプレーを見せているとは言えない。

スピードで振り切られる場面が目立つようになっていて、競り合いなどでも一昔前の様な強さが見られない。

シャルケではコンビを組むCBの移籍や怪我などが重なり、確かに0点に抑えるには厳しい状態ではあるが、なにより吉田本人のパフォーマンスが悪すぎるのだ。

「W杯は板倉が万全な状況で復帰できれば吉田はベンチで」

そんな声が日増しに大きくなってきている。

吉田麻也を先発させることで起こりうるリスクとは?

カタールW杯における日本代表は、11月23日にドイツ、27日にコスタリカ、12月1日にスペインと戦う。

ドイツ、スペインという超強豪国との試合があるため、グループリーグを突破するのはかなり困難を極めるであろうと予想されている。

しかし、決して諦める必要はない。

4年前のロシアW杯でドイツがグループリーグ敗退となったように、W杯で超強豪国が実力を発揮できないケースも多いからだ。

そして、今の日本代表にはサプライズを起こすだけの戦力が揃っている。

特に2列目、3列目は欧州リーグで活躍する選手が多い。

久保建英、堂安律、鎌田大地、三苫薫、守田英正、遠藤航、伊東純也など、献身的にハードワークを継続しながらも相手ゴールに迫れる選手が揃っている。

9月23日に行われた対アメリカ戦の前田大然のように前線で激しいチェイシングをしてくれるFWを起用すれば、ドイツやスペインとも対等に戦える可能性もあるだろう。

しかし、吉田の悪い癖である「DFラインを高く設定できない(下げてしまう)」という特徴が出てしまえば、間延びしたスペースを突かれる可能性は高い。

アメリカ戦では相手がそれほど実力がなかったため、DFラインを高くすることができたが、ドイツやスペイン相手ではリスクを感じてスピード不足の吉田はラインを下げてしまうはずだ。

引いて守ってカウンターの戦術を取るのであれば吉田の先発は悪くないチョイスだが、アメリカ戦の様な前線から激しくチェックに行く戦い方を選択するのであれば、間違いなく吉田が「穴」になってしまうだろう。

はたして森保監督はチームキャプテンの不調に対してどのような対応を取るのか。

その判断に注目だ。

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