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バスケットボールの人数は1チーム何人?試合に出られる人数やカテゴリー別の違い

団体で行う球技系スポーツで人気なのは、今回ご紹介するバスケットボールの他にもサッカーやアメフト(アメリカンフットボール)、野球などが挙げられますよね。 そんな球技の中でも、バスケットボールは最も人数が少ないスポーツ(5人)となっています。 サッカーは11人、アメフトも11人、野球は9人なので、バスケットボールが非常に少ない人数で行われていることが分かります。 いったいなぜそれほど少ない人数で試合を行うスポーツとなったのでしょうか? この記事では、そんな「バスケットボールの人数は1チーム何人なのか?」という疑問や「試合に出られる人数やカテゴリー別の違い」について解説していきたいと思います。

バスケットボールの試合出場選手は5人

バスケットボールの試合で同時にコートに立てるのは5人だけです。 ボールをフロントコートに運ぶポイントガードにスリーポイントシュートなどアウトサイドのシュートを得意とするシューティングガード、インサイドとアウトサイドの両方をこなすスモールフォワード。 そしてインサイドでの得点やリバウンド、ブロックなどを行うパワーフォワード、ゴール下の得点やリバウンド、ブロックなどを行うセンターの5人です。 NBAでは1クォーター12分ですが、日本のBリーグ屋大学生、高校生などは1クォーター10分です。 非常に激しいスポーツゆえに、交代人数の制限はなく、一度交代してベンチに下がった選手も再び交代でコートに戻ることができます。

ベンチ入りの人数

バスケットボールは前述した通り何度も交代ができるスポーツですが、ベンチ入りの人数は決まっています。 ベンチメンバーは、「ベンチウォーマー」、出場登録選手全体を「ロスター」と呼んでいます。(最初にコートに立つ5人は「スターター」と呼びます) FIBAルールでは、トータル選手数は「12人」となっているので、7人のロスターが存在することになります。 試合中の選手交代やスターターの怪我などによって次々に交代選手がプレーするのでほとんどのチームが12人ギリギリの登録をします。 ルール上は5人の登録でも試合は可能となりますが、運動量の激しいバスケットボールの性質上5人だけで第4クォーターを戦いきるのは不可能であると言えるでしょう。 日本国内でも基本的にはFIBAのルールに沿って大会が行われますが、大会によっては12人ではなく15人まで登録できるケースもあります。 Bリーグは13人まで登録が可能ですが、外国籍選手は3名以内で、試合中に同時にプレーできる外国人選手は2名までとなっています。 ちなみに、日本に帰化した選手はチームに1名までとなっています。 他にも「特別指定選手枠」の選手は別枠で2名まで登録可能です。 ただし、これらのルールは毎年変更になる可能性があります。

NBAではさらに特殊な人数条件がある

NBAでは、本契約選手は15名まで登録でき、それ以外に「2Way契約(NBAとGリーグを行き来する選手)」の2枠を足した17名が登録可能となっています。 しかし、これとは別に「アクティブリスト」と呼ばれる「試合に出場できる選手リスト」が13人となっています。 現在では新型コロナウイルスの影響によって15人に枠が増加しています。

試合中に5人未満になってしまった場合

試合開始時に5人以上の選手が登録されていれば試合自体は行うことが可能ですが、ケガやファウルトラブルなどで出場できる選手が5人未満となってしまった場合はどうなるのでしょうか? 答えは、「人数が少ない状態で戦い続ける」です。 余程実力差がない限り4人で勝つことはできませんから、1人減った時点で負けることが確定すると言えるでしょう。

3×3の公式戦のチーム人数

近年では一般的なバスケットボールの他に、「3×3(スリーエックススリー)」が人気となってきています。 東京オリンピックでは正式種目にもなりましたよね。 「3×3」は、その名の通り同時に出場できる人数は3人となっていますが、それ以外にもう1人登録することができます。 チームとしては「4人対4人」になるということです。 試合中は自由に交代が可能となっているので、スターターでなくてもかなり出番が回ってくることになります。 1人でもけがをしたリファウルトラブルで退場になってしまうと、交代することができないのでかなりきつくなります。

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