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馬場咲希は“グリップ密着”で、ボールのつかまり&順位アップ! 18歳初戦で決勝進出

馬場咲希のショット…これまでと違う部分はどこ?(撮影:米山聡明)

<ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 2日目◇5日◇茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県)◇6780ヤード・パー72>

15番ホールでボギーを打ち、カットラインが気になり始めた馬場咲希(代々木高3年)だったが、最終18番ホールでバーディを奪って、トータル7オーバー。カットラインよりも2打良いスコアで、18歳初戦となったメジャーで決勝進出を決めた。

きのうよりも強い風が吹くなか、フェアウェイキープ率が14ホール中10ホールから12ホールへと向上。スコアも初日の「77」の5オーバーから「74」の2オーバーへと良くなった。「きのう終わった後の練習でショットで変えた部分があって、それが良い方向にいった」と明かす。

具体的に変えたのはグリップ。「なんとなくミスをしたときに右手のグリップと左手に空間があるような感覚があったので、左手の親指の位置などを変えてみたんです。グリップが密着する感じにしたら、球がつかまってきたのでよかったです」。実際にその変化を見せてもらうと、わずかに左手のグリップがフック気味に(時計回りに)動いている。それにより右手との密着感が増し、フルショットの良いときの感覚が戻りつつある。

これで開幕前に目標にしていた予選を突破。週末に向けては「最近ちょっと調子がよくないので、そのなかで予選通過を目標にしてそれをまずクリアできたのが良かったです。1日目に比べて、きょうはだいぶショットも良くなったので、明日はきょうよりもよく、最終日は3日目よりもよくって、どんどん良い調子でいけるように頑張ります」と、ショットに復調のきっかけをつかみ、いつもの笑顔が戻ってきた。

きのうは1万2001人、きょうも9974人が訪れた大ギャラリーも力になっている。「すごい声援を送ってくださって、最後のバーディも久しぶりに獲れて、いっぱい『オー!』って言ってもらえてうれしかったです」。あすも大ギャラリーを沸かせて、リーダーボードを駆け上がりたい。(文・下村耕平)

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