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活躍した同級生たちに「早く追いつけるように」 安田祐香が“明確な課題”克服のオフへ | ゴルフのポータルサイトALBA.Net

パレードも行った安田祐香“署長” 英気を養いオフへと突入する(撮影:ALBA)

2020-21年シーズンを終えた安田祐香が20日、地元・兵庫県神戸市にある生田警察署で一日警察署長に“就任”。貴重な制服姿も披露し、「悪いことは絶対にしてはいけないと気が引き締まりました」と背筋を伸ばした。また三宮センター街で、母校・滝川第二高の吹奏楽部を率いて『年末特別警戒』を訴えるパレードにも参加した。

母校の吹奏楽部が音楽を担当 安田“署長”のパレード姿【動画】

そんな安田にとって、22年は巻き返しを図る1年になる。19年にプロテスト合格し、同年のQTを2位で通過。ルーキーイヤーの20年は、レギュラーツアーで輝きを放つことが期待された。しかしその年は頸椎(けいつい)を捻挫し、一時ツアーを離脱。新型コロナウイルスの影響で同一シーズンとなった今年も左腕の痛みを訴えるなど、年間通じて万全の状態とはいかなかった。

その結果、50位以内でシード入りとなる賞金ランクで69位、メルセデス・ランキングも67位に終わり、ここで来季出場権を獲得するには至らず。「ケガがあったり予選落ちが多かったり、苦しいシーズンでした」と、当然ながら納得いく結果を得ることはできなかった。それでも今月3日まで行われたQT最終ステージで20位となり、来季レギュラーツアーの前半戦出場権は確保。「課題が明確になった1年」を、このオフの練習に反映させる。

その“課題”の一つは、やはりケガをしない体作りになる。これまで行ってきたトレーニングの負荷を「毎回筋肉痛になる程度」に少し増やしながら、しなやかさも増すようなメニューを組んでいく。さらに重要視するのが、長いシーズンに耐えうる体力アップ。試合を重ねることで、今季も体重が落ちてしまったため、ここから3キロ増を目指して「朝からしっかり食べて、お腹がいっぱいになっても残さないように」という食トレにも励んでいく。拠点を地元に置き、ゴルフの練習と並行して、こうした体力強化に取り組む。

苦しい時間を過ごすなか、古江彩佳がシーズン6勝、西村優菜が同4勝、吉田優利が同2勝と同級生のライバルたちが結果を出した。「すごい活躍をして、私も負けないようにという気持ちになれた。早く追いつけるよう頑張りたいです」。その姿は、当然ながら大きな刺激にもなる。「初戦から優勝争いがしたい。前半戦で勝てるように」。地道なトレーニングをコツコツ続け、シード入り、初優勝に向かっていく。

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