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「カタールW杯開幕」ドイツ戦途中出場濃厚の三苫薫は上田綺世との阿吽の呼吸で世界にインパクトを与える

写真:三苫薫(提供:なかしまだいすけ/アフロ)
11月20日、ついにカタールW杯が開幕した。

開幕戦となった「カタール対エクアドル」の一戦は、エネル・バレンシアの2ゴールでエクアドルが2-0で勝利した。

日本代表の初戦は大会4日目の11月23日(日本時間22:00)となっているが、この試合で特に注目すべきはプレミアリーグでその実力を発揮しつつある三苫薫だろう。

体調不良による合流の遅れによって、ドイツ戦は途中出場が濃厚だが、ビッグインパクトを残す雰囲気が漂っている。

カナダ戦に間に合わなかったことでスタメンは久保が濃厚

11月17日に行われたカナダ戦は、カタールの気候に慣れる意味でも、監督へコンディションの良さをアピールする意味でも日本代表の選手たちにとって大事なものだった。

三苫薫は体調不良によりカタール入りが遅れ、このカナダ戦に出場できなかった。

「1戦目にフルコンディションに持っていける」と本人は自信をみせているが、やはり大一番となるドイツ戦でいきなりスタメン起用するのは難しいと判断される可能性が高いだろう。

左サイドのスタメンは、順調なコンディション調整ができている久保建英が濃厚だ。

後半途中から大学時代から共にプレーする上田綺世と共に出場する可能性大

三苫がドイツ戦に出場するタイミングは、おそらくドイツ戦の後半15分~20分あたりとなるだろう。

CFのスタメンが前田大然であれば、ちょうどそのくらいの時間帯に体力がガクっと落ちることから、FWの上田綺世との同時起用の可能性もある。

広く知られてはいないが、実はこの2人、阿吽の呼吸でプレーできるゴールデンコンビなのだ。

国際大学スポーツ連盟が主催する「2019ユニバーシアード」に2人は出場しており、見事金メダルを獲得している。(決勝戦ではブラジルに4-1で勝利、上田綺世はハットトリックの大活躍)

さらには東京オリンピックでも共にプレーしており、お互いの特徴を熟知しているのだ。

上田の動き出しに合わせて三苫はパスを出すことができ、三苫のパスのタイミングに合わせるように上田は動き出すことができる。

もしドイツ戦の試合が同点のまま(もしくは1点ビハインド)で進むならば、このゴールデンコンビが途中出場し大きな仕事をやってのける可能性も十分にあるだろう。

過去にはブラジルのミリトンに抑えられたが、プレミアリーグで更に成長した現在の三苫薫のドリブルは、世界トップクラスのDFであっても完全に抑えきれないはずだ。

疲れの見える後半、さらに最高の連携が可能な上田との出場であれば、その効果はさらに増すだろう。

11月23日は、世界のメディアが「MITOMA」を特集する日となるかもしれない。

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